认证评似-大学基准协会.pdfVIP

日本福祉大学 日本福祉大学に対する大学評価 （認証評価）結果 Ⅰ 評価結果 評価の結果、貴大学は本協会の大学基準に適合していると認定する。 認定の期間は2025 （平成37）年３月31 日までとする。 Ⅱ 総 評 貴大学は、1953 （昭和28）年に設立された中部社会事業短期大学を起源とし、創立 者による建学の精神である 「我が如く等しくして異なること無からしめんと欲す」に 基づき、1957 （昭和32）年に、日本で初めての、社会福祉学部を有する４年制大学と して開学した。現代社会の諸課題に対応すべく、「『ふくし』を創発する大学」を目指 して、教育研究活動の充実に取り組んでいる。愛知県知多郡美浜町の美浜キャンパス に社会福祉学部、子ども発達学部、福祉経営学部を、半田市の半田キャンパスに健康 科学部を、東海市の東海キャンパスには看護学部、経済学部、国際福祉開発学部を、 名古屋市の名古屋キャンパスには社会福祉学研究科、医療・福祉マネジメント研究科、 国際社会開発研究科、福祉社会開発研究科を置き、７学部４研究科を擁する「ふくし」 の総合大学として発展を続けている。なお、2017 （平成29）年度より、美浜キャンパ スにスポーツ科学部を新設している。 貴大学は、前回の本協会での大学評価 （認証評価）以降、「学園マネジメントシス テム」におけるＰＤＣＡサイクルの運用を通じて、教育研究、管理運営、社会貢献等 を点検・評価し、その結果を構成員が共有することによって、改善・改革を進めてき た。2015 （平成27）年度から2020 （平成32）年度を対象とした 「第２期学園・大学 中期計画」では、基本戦略として「教育の質的転換とその実質化」を掲げ、「教育の質 的転換に向けた質保証と改革」等５つの重点戦略のほか、財政基盤の確立、組織ガバ ナンス強化等に取り組んでいる。 貴大学の特徴的な取組みとしては、専任教員に対して５年ごとに教育研究活動の審 査を受けることを義務付けた審査制度等により教員の質向上に努め、教育研究活動の 活性化を図っていることや、全学教育センターと各学部が協力して「地域志向科目」 を設け、「持続可能な地域社会の構築に貢献する指導的人材」として「ふくし・マイス ター」を養成する取組みを行っていることがあげられる。また、障がいのある学生へ の支援に関して、視覚や聴覚障がい者支援に関する正課科目の設置等、さまざまな取 組みを通じて支援学生の能力・意欲向上を図り、さらに教職員に対しては、講義等で １ 日本福祉大学 必要な配慮についてまとめた動画コンテンツを配信するなど、学内構成員に多様な方 法で学生支援への理解を深めることで、学生同士による自主的な支援体制を築いてい ることは評価できる。 一方、課題としては、学生の受け入れに関して、経済学部、健康科学部、国際福祉 開発学部及び福祉社会開発研究科における定員管理があげられる。また、学部では、 子ども発達学部、国際福祉開発学部、福祉経営学部の一部で、１年間に履修登録でき る単位数の上限が高いので、単位制度の趣旨に照らして改善が望まれる。さらに、大 学院では、福祉社会開発研究科におけるカリキュラム編成や、学位論文審査基準の明 示、学生の受け入れ方針への求める学生像の明示等、改善を要する点がある。くわえ て、図書館 （分館）における専門的知識を有する専任職員の配置についても、改善が 望まれる。これらの諸課題については、検証体制の充実とともにその改善を期待した い。 Ⅲ 各基準の概評及び提言 １ 理念・目的 ＜概評＞ 貴大学は、創立者の建学の精神に基づく教育理念を、教育標語として 「万人の福 祉のために、真実と慈愛と献身を」と明示している。これを踏まえ、学則に「学校 教育法に則り、人間及び社会に関する諸科学を総合的に教授研究し、高潔なる人格 と豊かなる思想感情を培い、社会にとって有為な