持续可能な森林利用と木炭生产.pdfVIP

＜＜CSR担当者のための海外植林保全研修ツア担当者のための海外植林保全研修ツアー＞＞ 持続可能な森林利用と木炭生産 株式会社 箭木木工所 箭木剛之 当社について ・1956年創業、1979年設立 ・大阪府大東市で別注対応の家具大阪府大東市で別注対応の家具、店舗什器等を製造店舗什器等を製造 ・現地打合せ~図面作成~製作~配送~現場取付まで一貫 当社の環境活動 ・EA21(エコアクション21）認証取得 ・太陽光パネルを設置 ・全照明⇒LED化、水銀灯(400W)⇒セラミックメタルハライド(190W) ・外壁への遮熱塗装⇒夏涼しく？ 薪ストーブ⇒冬暖かく？ ・年に1～2回は野野外へ環環境保保全活動動に参参加 今回の参加目的 ・ＣＳＲの一環として海外でも何かできないか ・ビジネスチャンスの発掘 ・他社のＣＳＲ動向調査 ・横の繋がりを築く ・新新たな創創造 訪問先企業の概要1 「MALAYSIANMALAYSIAN MOKUTANMOKUTAN   TRADING SDN.BHD.」 代表者：松永代表者：松永陽陽一 設立：1995.4.1 創業：1995.9.1 所在所在地：マレーシア・ペラ州タラ州タイピン市市シンパン 従業員：120名程 主要取引先：日本のホームセンター・スーパー 年間総輸出量：約20,000トン（2014年） マタン・マングローブ保護区の概要 ・ペラ州の沿岸南北50kmに広がり面積は約4万ha ・マレマレー半島に残るマングロ半島に残るマングローブ林の約ブ林の約40%40% ・1902~1906年に保護区として指定 ・全体の約全体の約70%は炭焼きの原料採取に使う生産林は炭焼きの原料採取に使う生産林 ・30年周期で行われる育林と伐採 ・マンググローブ林ブ林としては珍珍しい持続持続可能な森林能な森林経営経営 ・野生生物の住処としても貴重な存在 マタン・マングローブ保護区の概要2 ・保護区内に28種あるマングローブ⇒木炭利用するのは2種のみ ・支柱根支柱根よりり上を活用を活用⇒経済性経済性 ・伐採の後は基本的に自然更新 ・伐採の際に踏み固められたり攪乱伐採の際に踏み固められたり攪乱⇒植栽植栽 ・30年周期の15年、20年目には間伐⇒建設現場の足場板や杭 炭焼き窯 ・日本の炭焼き窯とは比べものにならないくらい大きな釜 ・釜はタイ、炭焼き技術は日本から伝わったとされる ・釜の寿命は7~8年くらい ・表皮を剥ぎ、長さ1.6Ｍにして1ヵ月近く蒸す ・ペラ州森林局によって釜数の管理ラ州森林局によって釜数の管理⇒乱伐が起きないような仕組み乱伐が起きないような仕組み 訪問先企業の概要2 （工場） ・炭焼き窯でつくった木炭を仕入れて切断・梱包作業 ・コンテナを積み重ねて・コンテナを積み重ねて建建てた工場てた工場 ・木炭を約14cmに切断（切炭）や割れた木炭（割炭） ・備長炭（白炭）や木酢液も出荷備長炭（白炭）や木酢液も出荷 ・木炭は可燃物扱いで直ぐにコンテナには積めない ・労働者賃金の上昇で木炭労働者賃金の上昇で木炭価価格の高騰格の高騰 ・今後は茶席等で使用する高価格帯の木炭を展開したい 考察 ・政府が関わって森林管理する持続可能な事例 ・ビジネスとして雇用創出と地域産業の活性化・ビジネスとして雇用創出と地域産業の活性化 ・日本にはマレーシアの政策が伝わらず安価な消耗品 ・今後は生産背景も伝えることによって付加価値を高める今後は生産背景も伝えることによって付加価値を高める ・地域資源を活用したエコツーリズム等との相乗効果