施政方针-阿久根.PDF

平 成 ２ ８ 年 第 １ 回 定 例 市 議 会 施 政 方 針 阿 久 根 市 施 政 方 針 平成２８年第１回阿久根市議会定例会の開会に当たり，議会 並びに市民の皆様に市政に対する所信を申し述べ，市政への御 理解と御協力を賜りたいと存じます。 私は，昨年１月，多くの市民の皆様方からの温かく，そして 力強い御支援をいただき，再び市長として市政の舵取りを任さ れました。そして，皆様方の負託に応えるべく，自らの信念に 基づいて，この一年をひたすらに走り続け，今こうして二年目 を迎えたところであります。 私は，この一年を「市民協働元年」と位置づけ，ふるさと阿 久根の「笑顔あふれる夢のまちづくり」へ向けて，「つなが る」「育む」「その先へ」の３つのキーワードを掲げ，市政に おける様々な課題に向き合い，多くの施策を展開し，市政の推 進に取り組んでまいりました。 議会におかれましては，この間，私の市政運営に対しまして， 時には厳しい御意見もいただきながらも，御理解と御協力を賜 りましたことに，改めて，深く感謝申し上げる次第であります。 市長就任以来，私が，一貫して，職員や市民の皆様に対して 申し上げてきたことは，一人ひとりが，「自分のまちである」 ふるさと 「わが故郷 である」との思いを一つにして「ふるさと阿久根の - 1 - まちづくりに頑張っていこう」ということでありました。 このことは，５年経った今でも決して変わることはありませ ん。わがまちに寄せる市民の皆様の「愛郷の思い」を常に自覚 しながら，これからも多くの課題の解決に向けて，精一杯取り 組んでまいりたいと考えております。 さて，昨年を振り返ってみますと，７月にカナダで開催され たサッカー女子ワールドカップで，なでしこジャパンが見事準 優勝に輝き，さらに９月にイングランドで開催されたラグビー ワールドカップでは，日本チームが強豪南アフリカチームを破 るという歴史的な快挙を収め，日本中が大きな歓声に沸きあが り，国民に多くの感動と勇気を与えてくれました。 また，１０月には北里大学の大村智特別栄誉教授がノーベル 生理・医学賞を，東京大学の梶田隆章教授がノーベル物理学賞 を受賞され，日本人が２年連続してノーベル賞を受賞するとい う偉業に，改めて我が国の科学・技術力の高さが世界に証明さ れました。特に，大村教授は，本市で御講演をされたこともあ り，御縁のある方の受賞は誠に喜ばしいことであり，心からお 祝いを申し上げる次第であります。 国内では，少子高齢化等の諸課題に対応するため，各地域で それぞれの特徴を生かした自律的で持続的な社会を創生できる よう，地方創生の取組が進められております。 - 2 - 本市においても，昨年，豊かな地域社会を形成し，多様な人 材の確保を図り，魅力ある就業の機会を創出するため，地方創 生の推進に向けた計画等を策定したところであります。 今後におきましては，この計画等に基づいて，「