除去土壤再生利用实证事业について-环境.PDFVIP

中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会（第8回) 資料３ 除去土壌再生利用実証事業について 平成30年3月29日 環境省 1 除去土壌再生利用実証事業 【目的】 中間貯蔵開始後30年以内の県外での最終処分に向けて、再生資材化した除去土壌の安全な 利用を段階的に進めるため、以下を目的とする実証事業を行う。 • 再生資材化の工程における放射線に係る具体的な取扱方法及び土木資材としての品質 確保の在り方の検討 「再生利用の手引き」に反映 • 追加被ばく線量評価の妥当性を確認 【概要】  除去土壌の再生資材化～土木施工における放射線安全及び土木施工に係る試験及びデー タ収集  実施中または計画中の実証事業  南相馬市における実証事業  飯舘村における実証事業  二本松市における実証事業 2 除去土壌の飛散・流出の防止 ◎実証事業の施工内容及び地盤調査結果を踏まえて、除去土壌の飛散・流出防止のための必 要な対策を講じる。  再生資材化施設においてテントによる粉じん飛散防止（下左図参照）  再生資材化施設において遮水シートによる排水対策  施設の安定性等に配慮した施工方法（下右図参照） •再生資材化の設備、作業場等をテントで囲い、 •事前調査を実施した上で、例えば、地下水が 粉じんとして除去土壌や再生資材等が飛散す 横断する場合は、施設の安定性やメンテナン ることを防止する スに配慮した施工方法を検討する 粉じん対策のテント 再生資材化施設をテント内に設置した場合のイメージ 地下水が横断している場合の施工例（イメージ） 3 技術的確認項目（案） 確認項目 確認方法 ①表面線量測定（タグ情報と比較） スクリーニング方法 ②放射能濃度測定（タグ情報と比較、連続測定、ロットの考え方等） ①土質試験 土木資材としての品質・適用性 ②溶出試験（各種添加剤によるCs等溶出への影響） 設備等の性能 ①稼動状況の記録（トラブル事例含む） 再生資材のトレーサビリティ ①施工情報の記録 ①造成計画・実績確認 盛土の出来形 ②目視確認 ③測量（盛土安定性等） ①点検項目等の検討 供用中の管理 ②移行係数の確認 放射能収支 ①放射能量測定 ①個人被ばく線量測定 作業上の放射線安全 ②作業場所の放射能濃度、雰囲気測定 ①空