耕作放弃地再生利用紧急対策交付金实证ほ场报告书成果书吉野町.PDFVIP

耕作放棄地再生利用緊急対策交付金 実証ほ場報告書・成果書 （吉野町上市地内） 平成２１年度～平成２５年度 吉野町地域農業再生協議会 ①事業実施地区 ・所在地 奈良県吉野町上市地内 上市２３５４番地 １，２０８㎡ 上市２３５５番地 ９７８㎡ 上市２３５６番地 ９７７㎡ 計３筆 ３，１６３㎡ ②事業期間 平成２１年度～平成２５年度 ③経 緯 平成２１年度に設立した吉野町地域耕作放棄地対策協議会は、農業委員会を中心とし た耕作放棄地全体調査（農地利用状況調査）の実施とともに、耕作放棄地３筆（吉野町 上市 ３，１６３㎡）を、協議会が中心となり耕作放棄地の解消作業を行い、実証ほ場 として整備を進めてきたところである。 平成２１年度に耕作放棄地の解消を行い、平成２２年度から２５年度にかけて新規作 物（クズ、ニンニク、コウゾ）の栽培を行い、運営を通じて耕作放棄地の解消をアピー ルするとともに、吉野の特産品づくりを目的として実証を進めてきた。 ※吉野町地域耕作放棄地対策協議会は、平成２３年度解散し、吉野町地域農業再生協議 会に事務を移行した。 ④事業内容概要 平成２１年度 耕作放棄地解消に関する事業内容 ①解消作業の実施 ②鳥獣害防止ワイヤーメッシュ柵設置 （鳥獣害防止ワイヤーメッシュ柵設置） （解消作業） （解消前） （解消後） 平成２２年度～平成２５年度 作物の実証栽培等 ①クズの作付と実証栽培 ②ニンニクの作付と実証栽培 ③コウゾの作付と実証栽培 ⑤作物ごとの経過 １．クズ栽培 奈良県などが中心となり、クズ蔓(つる)や葉の機能性の検証や栽培方法の検討が 行われてきた。そこで、クズが一般農地において栽培することが可能であるか検討 した。 （実証内容） ・茎、葉を収穫することによるクズ根への影響調査 ・栽培コストの積算 ・施肥を行うことによるクズ根の肥大の確認 ・茎、葉を活用した商品化の検討と耕作者の確保 （主な経過） ・平成22年 4月 クズ根の採取 ・平成22年 6月 アグリシート設置、樽設置 ・平成22年 6月 3日 クズ苗の定植作業 ・平成22年6月～8月 灌水作業の実施 ・平成23年10月 3日 茎、葉の収穫作業①(13.5kg収穫)事業者へ提供 ・平成23年12月 9日 茎、葉の収穫作