第39回日本大肠肛门病学会北海道地方会-J-Stage.PDF

72 日本大腸肛門病会誌　 ：43-51，2019 第39回日本大腸肛門病学会北海道地方会 日　時：平成30年10月6日（土）　10：00～17：00 会　場：札幌市教育文化会館　3階　研修室305 　　　　〒060-0001　札幌市中央区北1条西13丁目 　　　　TEL（011）271-5821 会　長：坂本　直哉（北海道大学大学院医学研究院消化器内科学教室） ランチョンセミナー 座長：小松　嘉人（北海道大学病院腫瘍センター　診療教授） 『切除不能大腸癌に対する治療選択～最近の話題も含めて～』 スポンサードセッション 座長：坂本　直哉（北海道大学大学院消化器内科学教室　教授） 『炎症性腸疾患における内科的治療の進歩と手術適応の変遷』 内視鏡診断・治療1（1～4） 座長：吉井　新二（NTT東日本札幌病院消化器内科） 内視鏡診断・治療2（5～9） 座長：勝木　伸一（小樽掖済会病院消化器内科） 大腸良性疾患　　　 （10～12） 座長：工藤　俊彦（北海道医療大学病院消化器内科） 癌化学療法　　　　 （13～18） 座長：阿部　雅一（札幌厚生病院化学療法内科） 大腸悪性疾患1　　 （19～22） 座長：池田　　篤（帯広厚生病院外科） 大腸悪性疾患2　　 （23～26） 座長：本間　重紀（北海道大学病院消化器外科Ⅰ） 肛門疾患　　　　　 （27～30） 座長：樽見　　研（樽見おしりとおなかのクリニック） 1Epstein-Barr virus 1 に多く，EBV感染が発生原因の一つとされている．大腸にお 1 1 2 2 1 ○木脇佐代子，山本桂子，井上雅貴，田中一光，松田可奈， ける発生はまれであり，文献的考察を加え報告する． 1 2 1，2 1 3 石川麻倫，津田桃子，小野尚子 ，清水勇一，岡田宏美， 3 3 2 三橋智子，松野吉宏，坂本直哉 2Cancer with SSA/P 1 1 2 1，山野泰穂，久保俊之，守谷　洋，柴田泰洋，1 1 1 1 北海道大学病院光学医療診療部，北海道大学病院消化器内 ○齋藤潤信 科，3北海道大学病院病理診断科 風間友江1，須藤豪太，三橋　慧，五十嵐央祥，山本英一1 1 1 症例は80歳代男性．近医にてスクリーニング目的で施行した 郎1，2，山下健太郎，杉田真太郎，鈴木　拓，仲瀬裕志1 3 2 1 下部消化管内視鏡検査で，盲腸に35mm大の側方発育型腫瘍 1札幌医科大学医学部消化器内科学講座，札幌医科大学分子2 を認め，精査加療目的に当院紹介となった．病変は，丈の低 生物学講座，3札幌医科大学附属病院病理診断科・病理部 い顆粒均一型隆起部（表面微細構造はIIIL型pit）と，やや 【症例】70歳代・女性【主訴】貧血【現病歴】以前より強皮 丈の高い平坦隆起部（表面微細構造はIIIL-IV型pit）がみら 症+間質性肺炎にて当院呼吸器内科通院中であったが，貧血 れ，後者の領域の一部に5mmほどの限局的な陥凹がみられ の精査目的に当科紹介．上部消化管内視鏡検査では有意所見 た．陥凹部では口径不同，走行異