2章土地利用计画.PDFVIP

２章 土地利用計画 後期基本計画－２章 土地利用計画 １節 土地利用計画 現況と課題 １．台地文教地域 トとして特徴ある地域景観を呈しています。地 本地域は、町域北西部の高台にあって、棚原 域内は、森林、原野、農地が混在し、池田をは グスクや幸地グスク等の丘陵を抱えた比較的 じめ、翁長の一部、西原台団地等の宅地が小さ 起伏に富む地形からなっています。地域の西か な平坦地や緩斜面地に形成されています。 ら北側を那覇市、浦添市、宜野湾市の市街地に 運玉森をはじめとする自然環境豊かな傾斜 接しており、地域内には主要地方道那覇北中城 緑地は、地すべり崩壊等の災害発生箇所を抱え、 線、浦添西原線等幹線道路が走り、近くに西原 町土を保全していく上で防災対策が必要であ インターチェンジ（沖縄自動車道）を擁するな るとともに、本町を特徴づける貴重な緑地帯と ど、広域交通の利便性が高いところとなってい して重要です。しかし一方では、住宅団地や墓 ます。復帰直後は、農村的色彩の強い地域でし 地等の開発の波にさらされており、適切な対応 たが、隣接市からの市街化の圧力がある中で、 が必要となっています。 琉球大学等の立地を契機に宅地開発が顕著に なり、都市的土地利用が急速に進行しています。 ３．平野地域 地域内には琉球大学及び琉球大学医学部附属 本地域は、本町のほぼ中央部に位置し、国道 病院、沖縄キリスト教学院大学、西原高校、坂 329 号から西側の平坦な地域です。地域内を 田小学校、県立埋蔵文化財センター等、多くの 走る国道と主要地方道浦添西原線が本島中南 教育施設が立地し、文教地域としての性格を有 部や那覇市、浦添市等を結ぶ交通の動脈となっ しています。また、計画的な市街地形成を図る ています。肥沃で平坦な土地条件に支えられた ため、上原棚原土地区画整理事業、西原西地区 主要な農業生産地域であるとともに、幹線道路 土地区画整理事業を実施しています。 沿いに商業・業務施設が集積し、その後背地に しかし、幹線道路沿いを中心にした各種商 住宅地が広がっています。 業・業務施設の立地とあわせて、地域内での宅 本地域には、役場、学校、郵便局、農業協同 地拡大が進んでおり、スプロールによる土地利 組合、金融機関、大型商業施設等が立地してお 用の混在が大きな課題となっています。そうし り、 町の中心核として良好な市街地形成が求 た中で、自然環境や居住環境及び農業生産環境 められています。また、後背地域では、集落や への影響が懸念されており、適正な土地利用の 新興住宅地、工場、農用地等の混在による土地 規制、誘導が必要となっています。 利用の効率性、居住環境や農業生産環境の低下 が懸念されており、適正な土地利用の規制、誘 ２．傾斜緑地地域 導が必要となっています。 本地域は、台地文教地域と平野地域に挟まれ 本地域を流れる小波津川は、豪雨時に氾濫し、 た町域の中央部を北東から南西方向に延びる 周辺の住宅地等に多大な影響を及ぼしている 帯状の地域です。本島の中城湾を囲む傾斜地の ことから早急な事業進捗が求め