汉方解热药ノ实験的研究-J-Stage.PDF

漢 方 解 熱 藥 ノ實 験 的研 究 醫學士　近 藤 東 一 郎 (京城帝國大學醫學部藥物學敎室 杉〔原敎授〕) (昭和三年三月十三日受付) . 緒言 6. 白蘇 Dictamnnsalbus II. 實 験 材 料 7. 麻 黄 Eqhedravulgaris 8. 地 黄 Rehmanniaglutinosa 紫 胡 1.Bupleurum fatcatum 2. 黄 苓 Scutellariabaicalensis III.實驗 方 法IV . 實驗 成 績 3. 黄 蓮 Jeffersoniadubia 4. 連翹 Forthysia koreana 引用 書目 5. 紫 蘇 Perillaocimiodescrispa purpurea I1. 緒 言 古來 漢方 醫ニ據 テ解熱藥 トシテ用 ヒラ レタルモ ノ甚 ダ多数 ニ シテ枚擧ニ遑 アラズ.今 漢方藥草 ヲ概覧 スル ニ,解熱藥,治熱 藥又 ハ發 汗驅 風藥ニ屬 スルモ ノ頗 ル廣汎ニ 亘 リ,漢 方成書 中工記載 セ ラ レタルモ ノ其数 三百 ヲ超ユ 其 ノ内ニ ハ外形,色 彩等 ノ異常 ナル爲ニ 迷 信的 二効 ア リ トシテ用 ヒラ レタル モ ノヲ含 ム事論ヲ俟 タザ レ ドモ現今尚 朝鮮 ノ醫單ニ生 間(漢方醫)ニ 賞 用 セ ラル、 モ ノアル ハ全 ク故 無 キニ非 ザルベ シ.余 ハ此等 ノ解熱藥 中現在 朝鮮ニ 於 テ盛ニ 醫療 ニ供 セラ レ而 モ藥物學 的 ニ未 ダ闡明 セ ラレタル處 寡 キモ ノヲ選 ビ,其 効 成分 ノ本態 ニ關 スル化學的檢 索 ハ之 ヲ後 日ニ譲リ,先 動物實驗 ニ據 テ鮮熱作用 ノ有有無 ヲ檢 セル ヲ以 テ茲 ニ之 レヲ報告 セ ン トス. II. 實驗 材 料 漢方 ノ起原 ハ極 メテ古 ク,而 シテ廣 汎 ナル支那 本 土及 ビ朝鮮,日 本ニ 於 テ行 ハ レタル モ ノー シテ.其 時代ニ據 リ又處 ニ據 リ同一藥草名ヲ 附 シテ品種 ノ異 ナルモ ノ頗 ル多 シ.從 ツテ或時代 ニ於テ 解 熱作用ヲ 有セ ル 甲藥草 ガ次 ノ時代ニハ 乙藥草 ヲ以 テ之 ニ代 へ而 モ同一 I 漢方解熱藥 ノ實驗的研究 297 名稱 ノ下 二記載 セラ レタルモ ノア リ 現 今A名ヲ 以 テ例バ 解熱藥 トシテ用 ヒラル、 甲藥草 ガ何等 ノ解熱作用 ヲ呈 セザル ト雖モ時代ヲ 遡リ 或 ハ處 ヲ異ニ スル時 ニハ,A名ヲ 以 テ解藥 トシテ用 ヒラル、 藥 草 ガ甲二非 ズ シテ,乙ニ テ乙ハ眞ニ 解 熱作用 ヲ有 スル事 ア リト思 ハル モ ノア リ.故ニ 吾人 ガ漢方成書ニ 記載 セラ レタル草根木皮ヲ 研究 スルニ 當 テハ時代熱、