森と水と土-缩小社会研究会.PDF

森と水と土 はじめに 環境保全と資源利用のバランスを考える 環境問題と森林、きっかけとして 京都大学大学院農学研究科 谷 誠 森林と水に関して知りたいこと 象徴的な「緑のダム」という表現 追加スライド 例：日照りに水を利用するには、どんな森林にすればいい？ 人間は、人工物を基準に自然をみる傾向がある 自然科学そのものは、人工物を作る技術だけでなく、 森林種類（広葉樹か針葉樹かなど）や伐採方法など 生物進化のような、再現できないプロセスの重要性を提供してきたはず 選定技術を訊いている しかし、それは社会に応用しにくい。これが環境問題の深刻さにつながる 緑のダムは、ダムを基準に自然を想像する典型 しかし、水源の森林の役割は、木材供給・土砂害防止・・・ 日照り対応だけではない 治水ダムは降雨の一部を貯めるために作った人工物 治水効果があるのはあたりまえ 「森林の役割」とは、地域で包括的にみるべきもので、 （りんご皮むき器でりんごの皮がむけるのと同じ） 特定の欲求（ここでは日照り対策）を超えたものではないのか 森林をダムと同じ機能のある道具にみてしまう 奥利根 矢木沢ダム 技術は、特定の欲求に対応するのが得意 （りんごの皮をむく道具のように） 国土強靱化のためになんぼでも金を使え！と叫ぶのはおかしい・・・が 森林はそうではないのに、特定の欲求 豪雨がきたとき、治水効果がゼロとはいえないので、批判しにくい （渇水・洪水・土砂害・・・）を問われやすい 「りんごの皮がむけない皮むき器」のような、明確な欠陥瑕疵がないと・・・・ りんご皮むき器 ダムの是非とは別に、根本から自然認識の修正が必要では？ /eat/goods/peel.html ほんとに省エネ？ 健康の直接性と環境の間接性 白熱電球からLED}照明に変えると、電気エネルギーの消費が たばこを吸いたいという短期欲求に対して、健康という長期欲求は、 十分の一程度に 環境問題と違って、直接的 しかし、余る電気は、より生活が豊かになることに使用され、