第3次地震被害想定について-札幌.PDFVIP

平成２０年度「札幌市防災会議」 議案１ 第３次地震被害想定について （想定結果） 平成20年度札幌市防災会議 札幌市地震被害想定委員会 委員長鏡味洋史(北海道大学名誉教授) 平成20年9月18日 1 地震被害想定の見直し結果 被害想定見直しのポイント ＜地震動予測＞ ＜地震動予測＞ 札幌市地下構造調査，石狩低地東縁断層帯の長期評価（国の評価）など 地震環境についての新たな知見が得られた. →前回より豊富な資料に基づき想定地震を見直し →前回より豊富な資料に基づき想定地震を見直し 地震動の解析方法の発達や解析メッシュの細分化など →最新の解析手法による，きめ細かい地震動予測を実施 →最新の解析手法による，きめ細かい地震動予測を実施 ＜被害想定＞ ＜被害想定＞ 人口構造の変化など社会の成熟化や，土地の高度利用化など都市化の 進展により，社会・経済条件が変化した． (人口，建物(年代・構造分布)) →被害想定の前提となる条件の更新(人口，建物(年代・構造分布)) →被害想定の前提となる条件の更新 被害事例が蓄積され被害想定手法が発達したことで，直接被害（人的・物 的）に加え，市民生活への影響（機能支障）や経済被害など，新たな項目 の被害想定が可能となった． →被害の全体像を前回より定量的に想定 →被害の全体像を前回より定量的に想定 札幌の地域特性を踏まえた，被害想定の評価 2 →前回よりさらに積雪・寒冷の影響を考慮 →前回よりさらに積雪・寒冷の影響を考慮 地震被害想定の見直し結果 被害想定とは 地震被害想定結果は，既往の知見や現時点の調査観 測結果から判断して，将来，札幌で発生する可能性が あり最大級の被害をもたらす地震を設定して，その地震 から想定される被害の全体像を示したものである． 地震の被害想定は，防災対策を講ずるための前提とし て想定したものである．将来起こるであろう地震を予知 して被害を予測したものではない． 地震対策を推進する場合，この点に留意して，地震被害 ． 想定を活用することになる 3 地震被害想定の見直し結果 想定する地震のタイプ 被害想定の対象とすべき地震を 下記の３タイプに分類して検討を 行い，それぞれについて震源断 層を設定した． 地震調査委員会(2006) 地震のタイプ 内 容 地震のタイプ 内 容 海溝等のプレート境界やその近くで発生する地震．震源の深さは，100kmを 海溝等のプ