平成25食肉卫生检查所业务概要2PDF326KB.pdfVIP

＜ 食 鳥 検 査 ＞ Ⅰ 概 況 本県は，平成４年度の食鳥検査導入時に「大規模食鳥処理場」を 17 施設所管し，1 億 4 千万 羽余りの食鳥検査実績があったが，検査羽数の減少と市町村合併による影響を受け，現在（平成25 年 11 月）では，12 施設に減少している。 しかしながら，現存する食鳥処理場はより衛生的な食鳥肉の生産や生産能力向上のため最新機 器の導入等を行い施設改善，効率化に取り組んでおり，ここ 10 年で見ると検査羽数は増加傾向 にある。 本県では，食鳥検査開始当初より，検査結果入力装置や検査羽数カウンターを活用した現場検 査の効率化を図り，疾病排除に重点を置いた食鳥検査から，施設の衛生管理や微生物制御，従業 員の衛生的な取扱いの指導等，また生産サイドへの検査データのフィードバックにより食鳥肉の 総合的な安全性の確保に努めている。 また，高病原性鳥インフルエンザ対策の一環として農場での前日の死鳥羽数を報告してもらう 等，関連業界，関連機関との連携を強化し，生産現場での疾病発生状況を踏まえ検査に当たって いる。 本県は鶏刺しの食文化があることから，県独自で「生食用食鳥肉の衛生基準」を設け，施設， 設備，製品等のふき取り検査を実施して，衛生指導の強化を図っている。 １ 検査羽数 ブロイラー 126,679,789羽，成鶏 8,140,400羽の合計 134,820,189羽で，対前年度比100.6 ％（内訳：ブロイラー 101.2％，成鶏 91.4％）であった。 ２ 検査結果による処分 （１）禁 止 ブロイラー 264,976羽（原因：削痩及び発育不良，変性，腹水症，炎症，放血不良等）， 成鶏7,150羽（原因：削痩及び発育不良等）であった。 （２）全部廃棄 ブロイラー 538,106羽（原因：大腸菌症，炎症，腹水症，変性等）で廃棄率は 0.42％と なっており，成鶏 50,790羽（原因：炎症，削痩及び発育不良，腫瘍，変性等）で廃棄率は 0.62％であった。 （３）一部廃棄 ブロイラー 3,982,990羽（原因：炎症，出血，臓器の異常な形等等）で，廃棄率は 3.14 ％，成鶏 61,614羽（原因：腫瘍，その他，出血，炎症等）で，廃棄率は 0.76％であった。 ３ 残留有害物質モニタリング検査 122羽について検査を実施したが，すべて陰性であった。 ４ 指導検査 669検体についてふき取り検査を行い，サルモネラ，黄色ブドウ球菌及びカンピロバクター (569検体)等の細菌検査を実施した。 - 45 - ５ 衛生指導 県で策定した「食品衛生監視指導計画」に基づき衛生指導を実施しているところであるが， 本県には鶏刺しの食文化があることから，生食用鶏肉については特に「生食用食鳥肉の衛生基 準」を設け努力目標としている。 （１）食鳥処理場施設及び併設食肉処理場の作業前，作業中の衛生監視を強化し，施設の衛生管 理や食鳥肉の衛生的な取扱いを指導している。 （２）年２回以上のふき取り検査を実施して，食肉衛生検査所と食鳥処理場関係者から成る協議 会を開催し，その検査結果を踏まえた衛生指導，教育を行っている。 （３）化製原料の衛生的な管理，保管等を指導している。 - 46 - Ⅱ　検査統計 １　食鳥検査羽数 (1)食鳥検査羽数の推移 年度 ブロイラー 成鶏 その他 合計 16 108,637,216 10,462,074 9 119,099,299 17 111,998,901 8,303,651 120,302,552 18 114,324,416 7,788,227