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2001/3/8 修士論文中間発表（第３回） 多次元空間における近傍連鎖点列（CNP)を用いた類似検索システム 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 管理工学専攻田中　覚 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科／JST さきがけ研究21 遠山 元道 背景 (1/2) yahooやgooなどの検索エンジンの利用の増大 ある評価関数に基づいてランキングされた検索結果 上位から順に閲覧するのが良いのか？ 検索ヒット数が多すぎる 検索結果から自分の欲する情報を探し出すことが容易ではない。 検索結果の捉え方は閲覧する人によって様々 分類されていない 背景 (2/2) 検索システムの抱える問題 検索結果の分類 研究目的 「近傍連鎖点列(CNP)集合」という概念を導入?　類似検索システムを構築 この概念に基づいて検索結果を分類?　利用者が望む検索結果を短時間で　 見つけられる仕組みを作る。 CNPの動的／静的構築法を比較? 効率の良い検索手法を検討する。 検索対象データ 類似検索の対象データ マルティメディアデータ 画像、音声 テキストデータ WWWページ 地理データ 建物の位置 ? 多くの特徴量 をもつ多次元データ 類似検索システム 多次元データの索引技術 特徴量の抽出例 テキスト WWWページ類似検索 tf/idf 法 (Term Frequency / Inverse Document Frequency) 検索プログラム 適用例 画像類似検索 カラー画像333枚　　カラーヒストグラム作成 CNPの交差 制約探索半径 評価?検討 CNPの動的／静的な構築法の比較（検索効率） 動的構築法 利点　：　更新処理が必要ない 問題　：　検索回数の増大 静的構築法 利点　：　検索効率が良い 問題　：　CNPの更新 CNPの動的構築 検索パラメータと探索回数との関係 CNPの静的構築法 前処理 オブジェクト集合Sに対し、すべてのCNPを求め、データベースに格納しておく。 更新処理 CNPを全て作り直すためには莫大なコストがかかる。 差分更新の技術が必要不可欠。 オブジェクトの削除、挿入時の更新アルゴリズム CNPの静的構築に求められる差分更新 SIGMOD 2000 [F.Korn] Reverse Nearest Neighbor Query (RNN Query) 結 論 近傍連鎖点列（CNP)の動的構築による類似検索システムを構築した 直感的で分かりやすい検索結果の閲覧環境の提供 CNPの静的構築のためには有効な差分更新の技術が必要不可欠 CNPの概念を用いた検索は、他のあらゆるマルチメディアデータの類似検索に応用可能 R-tree R-tree [Guttman,1984] Range Query on R-trees 関連研究 Nearest Neighbor Searching Point Query CNPの定義 オブジェクト　p, q 終了条件：NNの半径が不動になったとき 検索結果の表示方法 質問（クエリ）に対し、動的にHTMLファイルを生成 近傍の関係はリンクで表示 全体ランキング（検索でヒットした全てが対象） 適用例 GIS関連 Minimum Bounding Rectangles MBR[Minimum Bounding Rectangle] Distances between Points and MBRs MBR [Minimum Bounding Rectangle] Definition 3.2 Definition 3.3 Definition 3.4 Definition 3.5 Rank Key Distance Image 1 2 3 A B C 0.016553 0.031965 0.043653 A.html B.html C.html A B C D C F G I K J E H top-k.html A.html B.html D.html E.html C.html I.html トップK A C B J E K D H I F G level 2 level 3 level 1 リンクによるナビゲーション E Q(q) A(a) B(b) C(c) d(QA) d(QB) d(QC) 質問点からの距離 小 大 A B C D ranking.html 全体ランキング F G 現在地 どっち？ MBR1 MBR2 ：Object dist(p,q) p q dist(p,R) dist(R,S) p R R S R p r r’ p r r’ δ1 δ2 m2 m1 r r’ δ1 δ2 s s’ R S × × r r’