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公益財団法人鉄道総合技術研究所
理事長 熊谷 則道
平成25年6月13日付で、理事長に就任いたしました。各鉄道事業者では今後の大
規模の自然災害に備えるための取り組みが進んでいます。鉄道の機能をさらにアップさ
せるための技術開発が必要な時期に、鉄道総研の理事長の責を担うことになり、一層身
が引き締まる思いです。「逞しい研究集団」の創生を推進された垂水前理事長の方針を継
承しつつ、鉄道技術の革新を目指したいと存じます。
鉄道総研の設立趣旨には「鉄道の基礎研究から応用研究を担う研究開発を行うこと」
と明記されています。この趣旨に基づいた役割を3点挙げたいと思います。一番目は社
会の発展や鉄道事業者の経営に寄与する研究開発をダイナミックに行うことです。ダイ
ナミックとは、革新的であること、時代の変化、特に社会の多様なニーズに対応するこ
とです。より高い研究目標を立てて取り組むことにいたします。二番目は、鉄道の技術
を担う中立的な機関として、事故・災害の原因調査や対策の提案、鉄道技術基準の作成
支援、コンサルティング、情報発信等を厳正に行い、社会の信頼に応えることです。三
番目は、海外機関との共同研究等を活用し、世界規模で鉄道技術を高めるための活動を
行うことです。
研究開発には重点課題を設定して戦略的に進めてまいります。まず、第一には「鉄道
の安全の維持向上に関わる課題」に取り組むことです。大規模地震、強風や豪雨等の自
然災害に強く、事故を起こさないような鉄道を実現することです。第二に、「鉄道シス
テムの省エネルギーに関わる課題」です。バッテリーに蓄電する電車や超電導技術を活
用した送電方法等エネルギー効率をさらに向上させる研究を進めます。第三に「保守や
設備更新のコスト低減に関わる課題」です。経年劣化した地上設備や構造物を、さらに
長期間使用するための改良・補強工事を低コストで行う手法を提案してまいります。第
四に「速度向上に関わる課題」です。安全を確保しつつ、騒音低減など沿線環境の保全
を両立させて、新幹線の360km/h営業運転に向けた技術開発プロジェクトを支援し
てまいります。
これらの推進にあたり、私は鉄道総研の研究活動の基本となるキーワードとして、「信
頼」と「品質」を挙げたいと思います。研究成果を使って頂くお客様、コンサルティング
のご依頼をいただくお客様に信頼される高い品質のソリューションをお返しするという
気持ちをもって活動致します。鉄道総研の総合力、すなわち人材、試験設備、蓄積した
データ、ノウハウを活用して、鉄道事業に役に立つ研究成果の提示ができるよう、役職
員一同、努力してまいります。関係各位のご指導ならびにご助言を賜りますようお願い
申し上げます。
公益財団法人鉄道総合技術研究所は、日本国有鉄道の分割・民営化に先立ち、1986年
(昭和61年)12月10日に運輸大臣(現、国土交通大臣)の設立許可を得て財団法人と
して発足し、1987年(昭和62年)4月1日に、JR各社の発足と同時に、日本国有
鉄道が行っていた研究開発を承継する法人として本格的な事業活動を開始しました。
2011年(平成23年)4月1日をもちまして公益財団法人に移行しました。
車両、土木、電気、情報、材料、環境、人間科学など、鉄道技術に関する基礎から
針 方 本 基 の 動 活
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