分娩監視装置と胎児心電図の臨床応用.pdfVIP

221-27 分 娩 監 視 装 置 と 胎 児 心 電 図 の 臨 床 応 用 An ElectronicLaborMonitorand theClinical ApplicationsofFetalElectrocardiography 大 阪大 学 医学部産 婦人科 学教室(主 任:足 高善雄 教授) 足 高 善 雄 YoshiAshitaka倉 智 敬 一 KeiichiKurachi 竹 村 晃 HikaruTaKemura (阪 大 内 科) 難 波 和 HitoshiNamba 中 村 正 作 ShosakuNakamura (阪大 工学部) 宮 脇 一 男 KazuoMiyawaki高 橋 隆 TakashiTakahashi 長 谷 川 利 典 ToshituneHasegawa (昭和38年4月1日 受 付) 目 次 (VI)むすび (I)は じめに (I)は じめに (II)我 々の設計試作 した分娩鑑視装置 (III)陣痛計測 としてのGSR 分娩監視装置とは,母体および胎児が ともに危 険に (IV)胎児心電図の誘導法 さらされる分娩機転 に際 して, これ ら両者の継続 的監 A. 導 子 視を行い,医師を してできるだけ速やかに最善の処置 B.体 位 を取 らしめ うる所 の,い くつかの生体情報を選択的に C.誘導部位 誘導増 巾 し,分析処理 し,かつまた記録を行 う装置で (1)〔M〕正中誘導 ある. (2)〔RAP〕〔LAP〕右及び左前後軸誘導 従つて監視を要す る項 目としては第1表 のごときも (3)〔T〕横軸誘導 のが考え られ る. (4)〔RO〕〔LO〕右及び左斜腹誘導 第1表 分娩監視装置に組みこまれ るべ き監視要項 (5)〔HRO〕〔HLO〕右及び左半斜腹誘導 (6)〔RPM〕〔LPM〕右及び左旁 正中誘導 D.胎児心電計の時定数 E.雑 音 (1)内因性雑音 (2)中間経路雑音 (3)外因性雑音 (V)胎児心電図の臨床応用 A.胎児心電図の波形 B.胎児心電図陽性率 と妊娠の早期確診 C.妊娠の類症鑑別 D.骨盤位の診断 E.胎向分類の診断 F.分娩 に際 しての胎児心膊数の変化 (1)正常分娩例 (2) 臍帯巻絡分娩例 (3)妊娠 中毒症分娩例 (4)予定 日超過分娩例 222-28 足高 ・他:分娩監視装置と胎児心電図の臨床応用 すなわち母児共にその一般状態について,十分な る 列は禁止回路 中で混合 され ることにより,第1図A点 安全を確保す ると同時に,現時点における分娩 の進行 には胎児QRSに 一致 したパルス列のみが得 られ る. 状況 について,できるだけ多角的にかつまた正確な情 第2図 はかか る母体QRS打 消 し機構を示す タ