地理歴史科（地理B学习指导案.PDFVIP

ステップアップ研修「研究授業」を終えて 地歴公民科 嶽釜 将 １ はじめに 本校に赴任して二年目の今年度，私はステップアップ研修の対象者として研究授業や研修を行っ ている。私自身，校内 ・校外の研修等を通じて教科教育・進路指導・生徒指導の多岐に渡る分野に おいて，授業力や指導力のレベルアップを図ろうと考えている。今回の研修で特にレベルアップを 考えていたのは教科教育である。私は地歴公民科の地理を専門としているが，次期学習指導要領の 実施も踏まえ，今後の教科教育に求められる生徒が内容を理解し，主体的に活動しながら展開でき る「アクティブ・ラーニング型」の授業にチャレンジしてみた。下部にステップアップ研修の教科 教育分野における地理Ｂの研究授業の指導案，授業プリント，活用した資料を掲載する。 今回の研修でさまざまな指導・助言をいただきながら授業力を高め，「より理解できる授業」の 完成を目指し，研修・研鑽を深めながら今後の教科教育に活かしていきたいと考えている。 ２ 研究方法 本校生徒の実情を授業観察の中から考察し，授業の進度を考慮し身近な題材にすることで，生徒 が主体的に活動できるような分野を精選してみた。単元としては 「人口，村落と都市」を考え，さ らに“村落と都市”に決定し，今まで授業で学習してきた事を踏まえ，今自分が住みたいと考える “マチ”ついて東京・福岡・鹿児島市・屋久島の４つの“マチ”に絞り，「アクティブ・ラーニン グ型」の授業を展開できるように構成してみた。以下はその授業案である。 ３ 研究内容 （１）指導案 地理歴史科 （地理Ｂ) 学習指導案 実施日時：平成２９年１０月３０日（月）４限目 対象生徒：普通科３年１組（選択者２０名） 使用教室：マーケティング室 指 導 者：嶽釜 将 科 目名：地理Ｂ 使用教科書 ：『新詳地理Ｂ』(帝国書院) ：『新詳高等地図』（帝国書院） 使用副教材 ：『新編地理資料2016』（とうほう） １ 単元名 ： 第Ⅱ部 現代世界の系統地理的考察 第３章 人口，村落・都市 第３節 村落と都市 ２ 単元目標 ： 世界の人口，村落・都市などに関する諸事情を取り上げ，それらの分布や動向などについて考 察させるとともに，現代世界の人口，居住・都市問題を大観させる。また，住居・都市に関わる 問題は，世界的視野から見てどのような地域に生起している傾向があるか，各地に生起している 現象にどのような要因が共通しているかなどの観点から概観させる。 ３ 小単元の指導計画 ：第３節 村落と都市・・・・・・・・・・・・・・計４時間 （１）集落の成り立ち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１時間 （２）村落の形態と機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１時間 （３）都市の機能と生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１時間 （４）日本の都市・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１時間（本時） ４ 本時の主題 ：日本の都市 自由課題：私が住みたい“マチ”は？ ５ 本時の目標 （１）村落・都市の立地の生起について理解し，現代世界との繋がりを理解させる。 （２）与えられた４つの村落・都市の中で自分の住みたい“マチ”を決定し，既習事項の復習を しながらそれぞれのメリット・デメリットを理解させ，各々の今後の人生に役立てる。 （３）村