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* 観測的宇宙論ゼミ　2006/05/26(金) 橋本哲也 活動銀河核の「統一的」描像(断面図) 大きさ~100pc(大きい場合は数kpc) (銀河本体の大きさのおよそ1/100~1/10) ~0.1pc ダストトーラス ブラックホールと 降着円盤 狭輝線領域 広輝線領域 荷電粒子ジェット 電離光子 中性星間ガス 視点A 視点B 視点A = 1型AGN 視点B = 2型AGN 概要 : Sloan Digital Sky Survey (SDSS) のデータから見つかった149個のNarrow line Seyfert 1(NLS1) のスペクトルデータから、NLS1が他のAGNに見られるような、ブラックホール-バルジ共進化を示して いるかどうかを調査した。近傍銀河や他のBroad line AGNのM-σ関係とは一致しなかった。 ?イントロダクション 銀河中心にあるブラックホール質量の見積もり 1.ブラックホール近傍の星やガスの 軌道観測する。(~30個) 2.Reverberation mapping 一度、広輝線領域を経由した光(輝線) と降着円盤から直接観測される光 (不定形連続光)の変光タイムラグtを測定 広輝線領域のサイズ　= t × 光速　 広輝線の速度幅 → ガスの回転速度 中心質量 ~ 中心からの距離 × (ガス速度)2 /G 3.Kaspi et al.(2000)による経験則 (37 AGNs) 広輝線領域のサイズ = 光年 広輝線の速度幅 → ガスの回転速度 お手軽度 : 1 2 3 信頼度 : 1 2 3 近傍銀河の中心にある超巨大ブラックホール(B.H.)の 質量とバルジの星の速度分散の関係(Tremaine et al.2002)。 バルジの星速度分散 バルジ質量 銀河（のバルジ)の形成と超巨大ブラックホール の形成がリンクしている?? B.H.質量の見積もり　←　B.H.近傍の星やガスの運動 (信頼度高い) Figure 1.?Black hole masses derived from the Hβ linewidth and B-band magnitude versus the width of the [O iii] line for AGNs. The solid line shows the Mbh–σ relation from equation (1); open circles, radio-quiet AGNs in Shields et al. (2003); solid circles, radio-loud AGNs in Shields et al. (2003); solid triangles, radio-loud AGNs from Marziani et al. (1996); open triangles, radio-quiet AGNs from Marziani et al. (1996); plus signs, AGNs from Nelson (2001); crosses, AGNs from Boroson (2003). Inactive な銀河だけでなく、AGNを含むもっと多くの サンプルを使って調べたい。が、B.H.質量を見積もる 手法1や2は長期モニタリング観測が必要なので、サン プルを増やすことが容易でない。 Kaspi et al.(2000)の経験則(手法3)を使って サンプルを増やす。 Bian Zhao.(2004)によるMBH-σ関係 RQ = Radio Quiet AGN RL = Radio Loud AGN Solid line = Tremaine et al.2002 によるMBH-σ関係 大まかに言って一般的な(1型)AGN についてもバルジ-B.H.の共進化が 起こっているようだ。 ただし???? バルジの速度分散の指標として[OIII]輝線幅 を用いている。 バルジ(星)の速度分散は星によるCa IIやMg b 吸収線から見積もるべきだが、1型AGNの場合 星からの光はAGN起源の連続光によって埋もれ てしまっている。 このような共進化は、現在急激に成長している と考えられているB.H.についても言えるか。 Figure 2.?Black hole masses derived from the Hβ linewidth and B-band magnitude versus the width of the [O iii] line for narrow-line AGNs. The solid line shows the Mbh–σ relation f