第1回新々貿易理論への招待.ppt

第2回　商社と輸出 1 田中 鮎夢 1. 商社と日本の貿易 1951〜73　総合商社上位10社　 日本の輸出の5割以上 2013　　　7大商社売上高 　　　　　・・・合計70兆円超える 　　　　　三菱商事・住友商事 　　　　　伊藤忠・豊田通商 　　　　　丸紅・双日 　　　　　三井物産 2 2. 直接輸出と間接輸出 直接輸出 　自社で生産した財を自社で輸出 間接輸出 　自社で生産した財を商社を通じて輸出 3 日本 三菱自動車 三菱商事 イスラエル 消費者 3. Melitz モデル　(復習) 　輸出を行うには、固定費用かかる 　例）情報収集・流通網の整備・取引先の発見 　　　　　↓ 　輸出できるのは、生産性の高い企業のみ ＊メリッツ・モデルは、直接輸出のみ考察。 4 5 企業の生産性 退出 非輸出 輸出 4. Akerman モデル（2018） 間接輸出を含むよう、メリッツ・モデルを拡張 6 企業の戦略 ①間接輸出：商社に仲介料金支払う必要あり ②直接輸出：輸出の固定費用必要 　　　　↓ 比較して、商社を利用するか否か決定 ＊自力で輸出できない中程度の生産性の企業が、 　商社の力を借りて間接輸出。 7 企業の生産性 退出 非輸出 間接輸出 直接輸出 5. 国による違い 自力で輸出できない国には間接輸出する 8 輸出先の 輸出の容易さ 非輸出 間接輸出 直接輸出 例）シンバブエ イスラエル アメリカ 6. 商社の強み [範囲の経済] 1種類の財を輸出する時 の固定費用の２倍 （100億×2） 9 2種類の財を輸出する時 の固定費用 （160億） 例） 財1種類につき輸出の固定費用＝100億円 例） 住商は既にロシアにマツダ車を輸出した経験あり 　　　　↓ 住商が新たにトヨタ車をロシアに輸出するのは容易 ∵ロシアで車を販売するための流通網の整備等を既に行なっている。 その資産をマツダ車だけではなくトヨタ車の 輸出にも共通して活用可。 10