シンポジウム溶接鋼構造物における脆性亀裂伝播アレスト研究.pdfVIP

シンポジウム 溶接鋼構造物における脆性亀裂伝播アレスト研究の最前線 （第16 回 溶接構造用鋼材に関する研究発表会） 平成25 年11 月8 日（金曜日）13 ：00 ～ 17 ：10 一般社団法人日本溶接協会（溶接会館）2F 会館ホール 主 催 一般社団法人日本溶接協会 （JWES） 企 画 鉄鋼部会 （ISD）技術委員会 後 援 一般財団法人日本海事協会 公益社団法人日本船舶海洋工学会 協 賛 一般社団法人溶接学会 一般社団法人日本鉄鋼協会 一般社団 法人日本鋼構造協 会 一般社団法人日本鉄鋼連盟 一般社団法人日本溶接材料工業会 一般社団法人日本建築学会 公益社団 法人石油学会 公益社団 法人土木学会 ス テ ン レ ス 協 会 一般社団法人全国鐵構工業協会 一般社団法人鉄骨建設業協会 （順不同・依頼中を含む） 【開 催 趣 旨 】 船体や圧力容器をはじめとする溶接鋼構造物の大型化や使用環境の過酷化に伴い、これら構造物の信頼性に 対する要求は益々高まっており、この要求に応えるべく、これまでに多方面に亘る技術革新が進められてきた。 溶接鋼構造物で考慮すべき種々の破壊形態の中でも、脆性破壊は一旦発生すると大規模な損傷をもたらす可能 性が高いために、特に注意が必要であり、溶接部における脆性破壊の発生を防止するだけでなく、万が一、脆 性破壊が発生しても脆性亀裂の伝播を制御して停止させる二重安全性の確保が重要となる。特に、近年のコン テナ船の大型化とそれに伴う極厚鋼板の使用に際し、脆性破壊に対する二重安全性に対する要求が高まり、国 内を中心に精力的な研究が実施されてきた。 本鉄鋼部会FTE 委員会では、一般財団法人日本海事協会殿のご支援のもと、2010 年4 月から3 年間、共同 研究「アレスト特性の評価手法の標準化・規格化に関する研究開発」を実施してきた。本課題については、1970 年代から 1980 年代にかけて、TMCP 鋼の船体構造への適用に関連して国内造船・鉄鋼会社が中心となって一 連の研究が実施され、脆性亀裂伝播・停止について多くの知見が得られた。しかしながら、鋼材の脆性亀裂伝 播に対する抵抗値（アレスト靭性）を評価する試験方法については標準化の検討が不十分であった。加えて、 脆性亀裂の長距離伝播挙動とアレスト靭性の関係についても未解明の点を残した。上記共同研究において脆性 亀裂伝播・停止挙動に及ぼす各種因子について基礎的な検討を行い、その結果を基に脆性亀裂アレスト靭性試 験方法の規格化検討を実施した。 本シンポジウムでは、上記の研究成果を報告するとともに、脆性亀裂伝播・停止に関する国内外におけるこ れまでの研究を振りかえり、この分野における知識を共有化してさらに発展させることを目的として、基調講 演と成果発表を行うことといたしました。 関係各位におかれましては、多数ご参加いただきますようご案内申し上げます。 1 【プ ロ グ ラ ム 】 司会：（鉄鋼部会本部会・幹事会 幹事長） 新日鐵住金 壱岐 浩 氏 予定時間 講演題目 講師 13 ：00 ～ 13 ：10 1. 開会の挨拶（鉄鋼部会 技術委員会 委員長） 東京大学 粟飯原周二 氏 2. 基調講演 （※英語のみでの講演となります） 13 ：