「授業改善プランのまとめ」.docVIP

事　例 中学校　外国科（英語）　第３学年　 Unit5　Video Games （NEW HORIZON ENGLISH COURSE 3） テーマ 「共に学び合う中で、一人一人が自分の英語の力の高まりを感じ、実践的コミュニケーション能力をはぐくむ学習指導の在り方」 授業改善のポイント ?一人一人のコミュニケーション能力を高める学び合いの工夫 ?自己の英語の力の高まりを確かめる場の位置付 １　学習状況の把握と分析 学習状況の把握　 本校では、これまでに音声によるコミュニケーション能力の基礎を養うことを重視して取り組んできた。また、４月に、生徒に行ったアンケート（１年生から３年生）からも、「英語で話せるようになりたい」という希望を抱いている生徒が多いことが分かった。このことから、４領域の中で、「話すこと」の力をさらに重点的に伸ばしていきたいと考えた。しかし、「話すこと」においてどのような力を伸ばしていくとよいのか、また、その力にかかわる生徒の学習状況はどのような状況であるのかを教師が明確に把握していなければ、生徒の「話すこと」の力を確実に伸ばしていくことはできない。 そこで、「話すこと」における生徒の学習状況を具体的に把握し、分析することで、生徒にどのような力を身に付けさせていくとよいのか明確にし、その力を付けるために指導方法の改善を図りたいと考えた。 今回は、「話すこと」における指導事項（イ）「自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと」に焦点をあてて実践を行う単元Unit5　Video Gamesにかかわる生徒の学習状況を把握することにした。 実践する単元Unit5　Video Gamesの評価規準は以下の通りである。（単元レベル） コミュニケーションへの関心?意欲?態度 表現の能力 理解の能力 言語や文化についての知識?理解 評　　価　　規　　準 （言語活動への取組） ①既習の表現を使って自分の考えを積極的に話そうとしている。 （ミュニケーションの継続） ②相手の理解を確認しながら話そうとしている。 （正確な発話） ①伝えたいことの根拠の構成を考えて相手に正確に伝えることができる。 （適切な発話） ②場面や相手の理解に応じて、適切に既習の表現を選択し、話すことができる。 （適切な読み取り） ①英文の内容を根拠となる英文を明らかにして読み取ることができる。 （適切な聞き取り） ②相手の伝えたい内容の根拠などを、自分のものと比べながら聞くことができる。 （言語についての知識） ①現在分詞と間接疑問文の構造を理解している。 （文化についての理解） ②家庭、学校や社会における日常の生活や風俗習慣などを理解している。 この単元で重点とする指導事項（イ）「自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと」と付けたい力について、本校の英語科では以下のように考えている。（資料３：「『話すこと』における指導事項と付けたい力の一覧」参照） 指導事項 付けたい力 （イ）自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと a:相手に聞こえるはっきりとした大きな声で発音する力 b:文の中の大切な語句に強勢を置いて話す力 c:主語＋動詞などの語順に留意しながら正しく話す力 d:与えられたトピックについて簡単な英語で話す力 e:話したいことをまとまった量の英語で話す力 f:話したいことの構成を考えて話す力 g:自分の意見や感想を交えて話す力 h:相手の理解を確かめながら話す力 i:話したいことを簡単なメモを見ながら話す力 j:一つの表現を別の表現で置き換えて話す力 k:ジェスチャーや絵などを使って話す力 また、３年生という発達段階を考慮し、実践する本単元までの指導事項（イ）に関連する単元を以下のように設定している。 単元 言語活動 中心となる指導事項 付けたい力 Warm-Up My Country 紹介をする　～日本の紹介をしよう～ ?ＡＬＴに対して、「日本のここがすばらしい！」というスピーチを行う。 Ｓ（イ）自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと b:語句に強勢を置いて話す力 d:与えられたトピックについて簡単な英語で話す力 e:話したいことをまとまった量の英語で話す力 Unit3 Children of the World 自分のアイデアを仲間と交流する　～バングラディッシュのためにできること～ ?バングラディッシュに使用済み切手を送ることが教科書では紹介されている。この他のアイデアを考え、仲間と意見を交流し合う。 Ｓ（イ）自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと f:話したいことの構成を考えて話す力 g:自分の意見や感想を交えて話す力 h:相手の理