トンボ鉛筆環境報告書 015 ombow.PDFVIP

トンボ鉛筆環境報告書 2015 ■トップメッセージ 消費の価値観の変化はメーカーが商品の開発方針を考えるうえで重要なファクターですが、近年の消 費の価値観として、「安さよりも品質を重視する」という傾向が見られています。自分が強くこだわるモ ノやサービスは高価であっても購入するという消費傾向で、ファッションやビール、コーヒー、自動車 などの分野で、「プレミアムゾーン」と呼ばれる価値重視の商品群が好評を得ています。 当社は開発型メーカーを目標として商品開発を行っており、当社の事業領域である「書く・消す・貼 る」文具においても、高価格でもそれに見合った高品質で価値ある商品を提案していきたいと考えてい ます。文具は消耗品と思われがちですが、こだわりを持ってよいものを選び、最後まで大切に使ってい ただくことが、資源の無駄をなくし、エコにもつながると信じています。その意味で、価値あるモノづ くりは、資源の有効活用につながると思います。 一方で、当社の文具には、変えないことに価値のあるロングセラー商品も多くあります。それらの中 には、鉛筆として初めてエコマークの認定を受けた「木物語」、美しい自然の動物の写真をパッケージに つかった「ハローネイチャー」シリーズなど、木を大切に使うことや自然の豊かさをメッセージする商 品もあり、こうした環境商品が「静かなこだわり」として受け入れられていることを嬉しく感じていま す。文具は、多くの人たちが使う身近なモノであるがゆえに、手に取った人が環境について考えるきっ かけとして環境意識の向上に貢献できるのではないかと思うのです。 当社はこれからも、原材料を選び、生産や販売活動での無駄を減らし、環境に配慮したモノづくりを していきたいと思っています。 株式会社トンボ鉛筆 代表取締役社長 小川 晃弘 【目次】 1. 事業概要 2. 経営理念と企業行動憲章 3. 環境方針 4. 環境負荷低減の取組み 5. 環境負荷低減活動実績 6. 外部とのコミュニケーション 7．環境関連法規等の遵守状況 ■本報告書の編集方針 ・対 象 組 織 株式会社トンボ鉛筆 国内全事業所（海外拠点含まず） ・報告対象分野 環境分野 ・対 象 期 間 2014年1月～12月 ・参考ガイドライン 環境報告ガイドライン、環境配慮促進法 ・編 集 方 針 環境報告書を発刊して９号目です。当社の商品をお使いの方、事業活動に係る方、社員 に対して、トンボ鉛筆の環境への取組みを分かりやすく公開する事を目指し、編集致しま した。 ・作 成 部 署 知財・法務部 環境グループ 連 絡 先 TEL 03-3912-1308 FAX 03-3914-0040 URL P1 1.事業概要 1．社 名 株式会社トンボ鉛筆 2．代表者 代表取締役社長 小川 晃弘 3．所在地 本 社 〒114-8583 東京都北区豊島6-10-12 札幌店 〒062-0932 北海道札幌市豊平区平岸2 条6-1-14 三慶ビル7F 東京店 〒114-8583 東京都北区豊島6-10-12 中部店 〒460-0007 愛知県名古屋市中区新栄2-42-20 大阪店 〒577-0013 大阪府東大阪市長田中4-6-47 大阪紙文具流通センター内 福岡店 〒812-0892 福岡県福岡市博多区東那珂3-2-8 新城工場 〒441-1347 愛知県新城市川田字本宮道68-2 4．関連会社 海外販社 Tombow PenPencil GmbH （ヨーロッパ） American Tombow, Inc. （アメリカ） 蜻蜓文具商貿（大連）有限公司 （中国） 海外工場 Tombow(Thailand)Co., Ltd. （タイ） Tombow Vietnam Lt