本学のフレッシュマンセミナーにおける実施効果および実施目的に関する一考察英語英文学科の調査結果から.PDFVIP

〔東京家政大学研究紀要　第40集　（1），p．9～14，2000〕 本学のフレッシュマンセミナーにおける実施効果および 実施目的に関する一考察…英語英文学科の調査結果から 木村　博人㌔高木　紀子＊＊ 　　（平成11年9月30日受理） Hiroto　KIMuRA　and　Noriko　TAKAGI 　　　（Received　on　September　30，1999） 　教育活動であるフレッシュマンセミナーにおける実施 1．はじめに 効果および実施目的を参加者からの質問紙回答を基に考 　文部省が推奨している「特色ある教育研究の推進」を 察することは，今後のフレッシュマンセミナープログラ 受けて，本学英語英文学科もフレッシュマンセミナーを ムを組立る際に重要な参考資料となり，効果的な教育活 動へ導く一因となると考える． 実施した。リーヴライト（1959），木村・井上（1990）は 集団教育に関して「被教育者集団の性格とリーダーシッ 　　2．英話英文学科フレッシュマンセミナーの概要 プの形によりプログラムの目的（求められる教育的効果） が決定され，同時に教材や教育方法が決定し，プログラ 2．1．開催期日 ムや指導の影響によって教育目的に対してプラスの影響 　平成11年5月18日～19日 を与えれば効果として捉えることができる」と述べてい 2．2。実施目的 る．フレッシュマンセミナーは大学の教育活動であるこ 　本学の4年間で何をどのように学ぶのかについての検 とから，上記概念を基に図1に相互関係をまとめた． 討をする．併せて新入生相互，学生と教員の親睦を図る． 2．3．参加者 　1999年度英語英文学科1年生（179名）及び英語英文 学科専任教員，教養部専任教員他（18名） 2。4．研修プログラム 　第1日目：5月18日（火） 　　9：00　狭山校舎に集合 　　10：00　狭山校舎出発 　　12：40　山梨県立北麓公園に到着．昼食 　　13：30　同地出発 　　14：10　富士山五合目到着 　　14：45　同地出発 　　16：50　富士箱根ランド（宿泊施設）到着 図1　研究の枠組み 　　17：20～18：10全体集会（学科長のお話．就職 　　　　　　　　　　と卒業後の生活にっいてのお話． 　＊教養部 　　　　　　　　　　校歌の練習．） ＊＊英語英文学科 　　18：10～19：00　夕食