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循環参照を使う 通常はエラーになる参照をうまく使って反復計算や積算をさせてみよう。 エラーになる参照、循環参照 再計算の回数を指定して循環参照を使う。 循環参照の初期化の工夫 循環参照を使って方程式の解を求める さいころのシミュレーション さいころのシミュレーション * A1のセルを選択し、その中に =A1+1 という参照式を書いてみる。 これはA1でA1自身を参照しているので循環参照というエラーになる。 こういうメッセージが出てエラーであることを教えてくれる。ここで「キャンセル」を選ぶ。 再計算をさせるため「F9」キーを押してみても0のままであり、なにやら青いマークが付く。 ツールメニューからオプションを選ぶ 「計算方法」タブを選び 反復計算のところにチェックを入れ、最大反復回数を１にする。 するとこんどはエラーにならず、「F9」キーを押すごとに再計算されることが確かめられる。 しかしここを０で初期化したりするには工夫がいる。 今、適当に選んだたとえばD3のセルを初期化のスイッチとする。ここに１を入れておく。（値は何でも良い） 次に、先ほどのA1のセルに =if(D3=0,0,A1+1) と書き込む。これによりD3のセルの値が０なら０という値になり、それ以外ならさっきと同じく =A1+1 のとなるようにできる。これで初期化できることになる。 こうしてD3に０以外の値を書いておけばA1には一つ前のA1の値に１を足した値が入る。F9キーを押すごとに という具合にA１にA1+1が入る処理が行われて１づつ増えていくのがわかる。 これは先ほどの反復回数を１にしているからで、反復を１０にすれば１０回計算されるので１０ずつ増える事になる。 また、D3のセルの値を０にするとA1のセルの値も０になるようにしている。 このセルに循環参照が使われており、解の近似値が計算される。 この４つのセルの数値をいろいろ変えることで3次方程式の関数を変化させることができる。 このセルが計算スタートとリセットのスイッチの働きをする。 再計算をさせるたびに解の近似値が一定値に収束していくのが分かる。 乱数を発生する関数rand( )を用い、Int( )と組み合わせて ＝1+Int(rand( )*6)という式をセルに記述することで、さいころを振らすはたらきをさせる。 このセルには２つのさいころの目の和を計算させる。 このセルにはFrequency( )関数を用いて和の度数を計算させる。 このセルには循環参照を用いて度数の積算を計算させる。 このセルには積算度数の合計に対する積算度数の比（相対度数）を計算させる。 *