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自分を大きく見せる話し方 コミュニケーション技法 指導のてびき ＜はじめに＞ 最近の学生は、あいさつはできても、目を見てあいさつをしない学生が多いといい ます。それはあいさつの本当の意味を理解していないからです。しかしながら、これ は一概に子供たちだけの責任とはいえないところがあります。というのも、周囲の大 人たちが「あいさつをしなさい」とは教えても、「なぜあいさつするのか」については 教えていない、ということが十分に考えられるためです。 そこで、この「自分を大きく見せる話し方 コミュニケーション技法」では、「なぜ あいさつするのか」についてじっくりと考えてもらい、実習を交えながらそれを体得 させ、人と豊かにコミュニケートできる人間を育成することに主眼を置いています。 いくら教養があろうと、またいくら性格が明るい人間であろうとも、それを外に出 して表現しなければ、誰もその人に教養があるとは思わないでしょうし、明るい性格 だということもわからないでしょう。私たちは、生きていく限り、就職活動の面接、 会社でのプレゼンテーション、友達との付き合い、親子間の交流などあらゆる場面に おいて自分を表現する能力を必要とされます。世の中には、このアウトプットができ ないばかりに、人生において損をしている人が大勢いるのです。 プレゼンテーション学の授業では、学生に、外に働きかける力、人生を切り拓いて いく力を身につけさせることが講師の仕事だと認識してください。ある意味、講師の 力量が非常に問われる科目でもあります。 この「指導のてびき」をご活用いただきながらより効果的な授業を展開し、学生た ちに新たな気づきを与えていってくださることを期待しております。 株式会社ウイネット プレゼンテーション学研究会 - 1 - ＜本書の構成＞ テキスト 項目名 内容主旨 頁数 対応頁数 授業運営・テキスト利 授業を運営するにあたっての注意点、意識してほしいこと 5 ― 用について など 序章「コミュニケー 章全体の主旨および指導ポイント 7 6～14 ションしてみよう」 実習【印象交換】の進行方法およびポイント 8 ― 実習【印象交換】の使用ツール 78 ― 実習【買い物案内図】の進行方法およびポイント 10 ― 実習【買い物案内図】の使用ツール 79 ― 第一部 第1 章「コミュ 章全体の主旨および指導ポイント 13 16～36 ニケーションの基本を 実習【ア行で話そう】【言葉を使わずに会話をしよう】の 身につけよう」 進行方法およびポイント 14 16～17 実習【絵によるコミュニケーション】の進行方法