総合操作盤の消防支援に係る技術基準 - kaho.or.jp.pdfVIP

総合操作盤の消防支援に係る技術基準 （目 的） 第１条 この基準は、Ｒ型（ＧＲ型）受信機に接続するＣＲＴ式等総合操作盤の緊急時の消防隊 活動時における表示・操作性を改善することを目的とする。 （適用範囲） 第２条 社団法人日本火災報知機工業会（以下「工業会」という。）会員各社が製造する総合操 作盤に適用する。 （用語の意義） 第３条 この基準における用語の意義は、次に定めるところによる。 (1) ＣＲＴ式等とはＣＲＴ、液晶、プラズマ等の表示方式により画面表示を行うディスプレイ 装置をいう。 (2) 火災表示とは感知器、発信機等が火災発報した旨の表示をいう。 (3) 消防支援スイッチとは消防隊の消防活動を支援するスイッチをいう。 （消防支援スイッチの機能） 第４条 消防支援スイッチの表示・操作及び機能は、次に定めるところによる。 (1) 消防支援スイッチは、総合操作盤の画面内に常時表示し、容易に操作することができるこ と。 (2) 消防支援スイッチには消防章マーク（黄色）を入れ、黒文字で「消防支援」とすること。 (3) 火災表示時には、消防支援スイッチの地色がオレンジ色に変化し点灯するものとする。 (4) 消防支援スイッチが押された場合、次のスイッチを上から順に表示すること。 ・ 「連動停止状態」または「連動遮断状態」 ・「消火ポンプ運転状態」 ・「排煙機運転状態」 ・（予備） 当該設備が設置されていない場合は、当該スイッチ（予備含む）を表示しないものとする。 (5) 「連動停止（遮断）状態」スイッチが押された場合、各設備への連動状態が確認でき 、 連動停止（遮断）の解除操作ができること。 (6) 「消火ポンプ運転状態」スイッチが押された場合、消火ポンプの運転状態表示ができるこ と。 (7) 消防活動時に使用する自動で起動しない消火ポンプ（連結送水管ブースターポンプ、消防 用水ポンプ等）については、遠隔起動の操作ができることとし、誤操作を防止するための 措置が講じられていること。 (8) その他の消火ポンプについても遠隔起動スイッチを設ける場合は、誤操作を防止するため の措置が講じられていること。 (9) 「排煙機運転状態」スイッチが押された場合、排煙機の運転状態が確認できること。 なお、遠隔起動・停止スイッチを設ける場合は、誤操作を防止するための措置が講じられ ていること。 1 / 5 日火基０９０１（2010.4.1） (10) 画面イメージについては「資料１」に示す。 なお、「資料１」の第１画面については極力イメージに近づけること。 (11) 第 2 画面以降の画面内スイッチ名称、動作仕様、イメージ等については規定しない。 （各社、通常画面の仕様と異なることでの混乱を避けるため統一しない） (12) 特殊なシステム（複数受信機設置の場合等）においては、選択画面等を追加することがで きる。 （盤名称銘板の表示仕様） 第５条 総合操作盤を自立盤で構成する場合については、盤名称は次に定めるところによること とし、白地に赤文字（文字高さ２０ｍｍ以上）の盤名称銘板を取り付けること。ただし、 操作卓形式のものについてはこの限りではない。 なお原則として、混在して１つの盤に収納する場合は、次に定める順に優先して表記す ること。 ① 総合操作盤のＣＲＴ等を収納している盤 →「防災表示盤」 ② 火災受信機を収納している盤 →「火災受信盤」