ジョブショップスケジューリング における数固定テストの高速化.pptVIP

2000年11月9日 第12回RAMPシンポジウム ジョブショップスケジューリングにおける変数固定テストの高速化 内容 スケジューリングとは ジョブショップスケジューリング問題 ジョブショップの問題例 ジョブショップの可能解（オペレーションの開始時間による表現） ジョブショップの可能解（オペレーションの開始時間による表現） ジョブショップの可能解（各機械上の処理順による表現） ジョブショップの特徴 ジョブショップの分枝限定法の準備 離接グラフ表現 分枝限定法 下界の評価 下界の評価 下界の評価 リリース時刻?納期付き1機械スケジューリング 変数固定テスト 入力テスト 入力テストにおける納期改善 出力テスト 入出力テスト 変数固定テストのインパクト それぞれのテストの関係 既存のアルゴリズム 単純な方法 ちょっとした準備 入出力条件の分割 今回提案する手法 時間区間をあらわす2分木を作成 時間区間に対応するラベルを木の頂点につける ジョブ対に対応するラベルを木の頂点につける ジョブ対に対応するラベルを木の頂点につける 入出力条件の調査 入出力条件の調査 計算時間の見積もり 先行順序関係付き変数固定テスト 先行順序付き入力テスト 発見的解法の探索空間のスリム化 変数固定テストの利用法 まとめと今後 おわり 時間区間の始まりをずらす 候補となるジョブ対が現れたら対応するラベルを加える ソートしながら O(log n) 時間区間の始まりをずらす 入出力条件を満たすジョブ対が見つかったら 対応するラベルを除去（降順を保ちながら） 以下繰り返す 時間区間の始まりをずらす(O(n)) 新たなジョブ対(O(n)) のラベルの追加(O(log n)) ラベルのソート(O(log n)) O(n2log2n) 40ジョブ（PentiumIII 500MHz） O(n4)：3分程度 O(n2log2n)：3秒程度 例えば 変数固定テストをジョブショップの分枝限定法で用いた場合 あらかじめいくつかのジョブ間に 先行順序関係が決まっていることが多い それを利用する 先行順序付き入力テスト 時間区間 普通の入力テストでは検出不可 先行順序が既知であれば検出可 例えば，以下の場合 先行順序関係決定 納期改善 その他同様 実用的には未知数 適当な方法によって最適解の上界を取得 リリース時刻と納期を設定 変数固定テスト 得られた結果より，いくつかの離接枝の向きを固定 発見的解法における近傍の減少 入出力テストが活躍 ジョブ数は数百～数千のオーダー * 宮本裕一郎 東京商船大学（発表者） 宇野毅明 東京工業大学 久保幹雄 東京商船大学 ジョブショップスケジューリング問題 ジョブショップの分枝限定法 変数固定テスト 入出力テストの高速化 変数固定テストの話題 まとめと今後 新 工場内での生産計画 計算機におけるジョブのコントロール プロジェクトの遂行手順の決定 など希少資源を諸活動へ割り当てる理論体系 m個の機械とn個のジョブ それぞれのジョブはm個のオペレーションより構成 オペレーションは中断不可 機械は同時に一つのオペレーションのみ処理可能 オペレーションの処理順は既知 総処理時間（メイクスパン）を最小化 以下，ジョブショップと略記 5 8 2 3 9 7 1 10 7 7 4 6 ジョブA ジョブB ジョブC ジョブD 4ジョブ(A,B,C,D) 3機械（赤，青，黄） 12個のオペレーション 時間 赤青黄の順に処理 Ganntチャート 各オペレーションの 処理時間 このままでは実行不可能 5 8 2 3 9 7 1 10 7 7 4 6 ジョブA ジョブB ジョブC ジョブD 時間 機械赤に注目 5 3 1 7 ジョブA ジョブB ジョブC ジョブD 時間 機械赤上C→A→B→D A A A B B B C C C D D D 機械赤 機械青 機械黄 時間 特徴 発想の源 アルゴリズム評価の試金石 特に計算実験的に困難 多くの研究例 一般のプロジェクトスケジューリングとの類似性 NP困難というだけではない 分枝限定法 分枝操作に離接グラフを使用 オペレーション→点 先行順序関係→有向枝 ジョブD ジョブC ジョブB ジョブA 離接枝 閉路が無いように全ての離接枝の向きを決定＝解 一部の離接枝の向きを決定＝分枝限定法の子問題 オペレーションに対応 ダミー オペレーション s ダミー オペレーション t 最長s-tパスの長さ=メイクスパン 点の長さ＝処理時間 離接枝の向き付けの決定により分枝 上界は発見的解法の目的関数値 下界 →拡張Jacksonルール（説明略） →変数固定テスト →1機械スケジューリングへの帰着 s t 機械赤に注目