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光環境と植物 第10回　光量と植物の生長について 太陽光の放射エネルギースペクトル 太陽放射の分光特性 クロロフィルの吸収スペクトルと光合成の作用スペクトル 葉緑体の微細構造 作物の1日当たりの潜在的生産力 作物群落における太陽エネルギーの収支 太陽エネルギー利用効率（Eu）太陽エネルギー転換効率（Ec 地上部乾物重と葉面積指数の推移 反射率、透過率および吸収率の推移 乾物の燃焼熱量（Q：KJ/g）の推移 利用効率（Eu）と転換効率（Ec の推移 二条オオムギの生育時期別の Eu と Ec の推移 二条オオムギ?イネ?ダイズの Eu と Ec の比較 生長予測モデル 生長予測モデルを用いた二条オオムギの乾物重量の予測 * * 多日照?低日照が植物の生長に及ぼす影響について述べる。また，太陽放射量（日射量）を主要なパラメータとした簡易的生長予測モデルを用いて植物の生長を予測する。 光合成有効放射域 ∥ 　　　可視域 葉緑体は光合成の場で、チラコイドでは光エネルギーの取り込みや水の分解が、ストロマでは二酸化炭素を取り込んで炭水化物の合成が起こる。 太陽エネルギーの吸収 H2Oの取り込み イネで約300個/mm2 CO2の取り込み 3.40ｇ×20MJ 入射：100 反射率：ｒ 透過率： τ 土壌面反射率：rs α 100 – r – τ+（0.01rs×τ） 吸収率： α 吸収されない 土壌面で反射した比率 太陽エネルギー利用効率（Efficiency of solar energy utilization） 太陽エネルギー転換効率（Efficiency of solar energy conversion） 入射した太陽エネルギーに対する固定したエネルギーの比率 吸収した太陽エネルギーに対する固定したエネルギーの比率 ΔW：地上部乾物増加量 g/m2 、Q：乾物に含まれる燃焼熱量 KJ/g ΔSR：積算日射量 MJ/m2 、α：吸収率（50％→0.5） MJ→KJへの変換 MJ→KJへの変換 福岡県における二条オオムギ栽培の事例 出穂期 播種日からの日数 地上部乾物重 葉面積指数 播種日からの日数 比率 透過率 反射率 吸収率 透過率はLAIの増加と伴に低下　吸収率は登熟期も穂の吸収により維持 　登熟期 70％ 播種日からの日数 茎?葉鞘 葉 枯死部 穂 全体 燃焼熱量 二条オオムギの燃焼熱量（Q は、平均で約16.7KJ/ｇ 播種日からの日数 利用効率 転換効率 出穂期前後 Ec：2～4％ Eu：2％ 積算日射量 積算日射量の平年値 吸収日射量 栄養生長期 登熟期 生育ステージ 利用効率 転換効率 個体群生長速度 光-乾物変換係数 吸収日射量 １日の日射量 個体群の吸収率 葉面積指数 地上部乾物重 現存乾物重 枯死重 播種日からの積算気温 播種日からの積算気温 葉群による吸収量 光-乾物変換係数 推定値と予測値の比較 １．年次間（1987-1988年、1989-1990年）での差異 ２．生育後期における予測誤差の拡大 　　→ モデルの改良 *