第6章金融機能の分解と高度化前半.pptVIP

第6章　金融機能の分解と高度化　前半 　5月21日　 08BA239L 　三木雄大 １．伝統的銀行業の衰退 ★銀行業の定義とは？ ①貨幣業務を行う ②短期の預金を受け入れ、長期の貸し出しを行う 『報酬は預金者に帰属するべき！』 『銀行が果たしている機能や運営を通じて提供している サービスに求めるべき！』 1980年以降、銀行はどれだけ有益で意義の あるサービスを提供できるか激しく問われた。 しかし！ 銀行以外のタイプの 金融サービス業が存在感を増大!! ２．情報技術の革新 ★銀行の基本機能は？ ①資金とリスクの移転を媒介すること ②決済機構を運営し、決済手段を提供すること ?金融仲介機能 ?決済機能 ◆金融仲介機能がある理由 ①　資金提供者と調達者の間には 情報の非対称性が存在する ?資金調達者の行動や経済状態について “情報の収集、分析”を行う ②　両者間には選考ギャップが存在する ?“データの統計的な処理と分析”をもとに 選考ギャップを埋める 情報技術の革新と直結 していると言っても 過言ではない！ ２．情報技術の革新 　続き ★情報技術革新と企業規模の関連性 ○もし小さな企業の場合??? ○もし大きな企業の場合??? ?外部に頼ることが多くなり、 外部調整コストが上昇する。 ?内部で情報伝達に手間暇をかけるようになり、 内部調整コストが上昇する。 情報技術が革新すると??? ?外部、内部調達コストどちらも低下させるが、 外部調達コストの方を多く低下させる。 企業規模が従来よりも小さくなる。 ?金融機能の分解を促進している。 ３．資産変換機能について ★資産変換機能とは？ 金融機関が 資金調達者からその者に都合のよい金融商品を受け取り、 資金提供者にはその者に都合のよい金融商品を受け渡す。 ?これにより、互いの選考ギャップを埋める どうして行うことが可能なのか？ リスクは存在しないのか？ 流動性の高い貯蓄資金の提供で集めた資金（預金） であっても、一定割合は払い出しを求められることなく、 その部分は非流動的な資金運用に用いることができる。 ４．デリバティブ取引　 デリバティブ取引が行われる場所で ①取引所取引 ②店頭 OTC 取引 の2種類に分類される。 ①取引所取引 ②店頭取引 ⅰ、相手の契約不履行 の可能性がない ⅰ、相手の契約不履行 の可能性がある ⅱ、既製品しか 取り扱うことができない ⅱ、オーダーメイド的な契約を 結ぶことが可能である ⅲ、ⅱのために大量取引ができ 取引の流動性が高い ⅲ、ⅱのために一旦購入すると 転売が難しい それぞれ一長一短であり、 必要に応じて 使い分ける必要がある！ ５．デリバティブ取引　（CDS取引） Ｂ社が債務不履行を起こした時、 損失の補填（プロテクション） をしてもらいたい。 Ａ金融機関はＣ金融機関に プレミアム（対価）を支払い、 プロテクションをしてもらう 約束をする。 Ｂ社が債務不履行を 起こしたらプロテクション しなくてはならない。 デフォルトがなければ、 プレミアムを得るだけ で終わる 投機の手段に なりかねない！ リスク取引によって、 経済厚生向上に 繋がる可能性がある！ それは、なぜか???？ ６．リスクを取引する意義 異なるリスクを組み合わせると、それらが完全に 正相関していない限り、一部をお互いに打ち消しあい、 全体としてリスク量が減少する ほとんどの経済主体はリスク回避的だが、 リスク許容度は個々によって異なる。 その許容度の違いを用いて、リスクとプレミアムを交換し、 経済厚生を高めることができる。 自らの利得がかかっているが故に、正確な判断を下そうと する。それによって形成される価格は、その時点において 最も信頼できると期待される。 リスク取引ができなければ 不可能！ 多種多様なデリバティブ取引が 行われている方が、 市場の情報をより得られ、 経済厚生の向上につながる。 論点：コンファメーション処理電子化の重要性 * *