10月30日講義分.pptVIP

赤外光領域の分光法?物理的背景 ラジオ波 マイクロ 波 赤外線 紫外線 10-10 10-9 10-8 10-7 10-6 10-5 10-4 10-3 10-2 10-1 100 (m) 10-11 10-12 Ｘ線 γ線 波長 E (光子のエネルギー;単位: J) 低 高 長 短 可視光線 核スピンの 反転 分子の 回転運動 分子振動 電子遷移 電子による Ｘ線の弾性散乱 物理現象 分光法 測定法 Ｘ線結晶構造 解析 紫外可視 分光法 赤外分光法 ラマン 分光法 回転 分光法 NMR 分光法 回折法 ESR 分光法 蛍光 分光法 CD, ORD 旋光度 * * 赤外分光（測定） サンプル容器 （セル）の窓材 * 測定法 * 赤外分光（構造解析編） * 1000 2000 3000 波数／cm-1 100 50 3300 cm-1付近の幅広くて強い吸収 1000 2000 3000 波数／cm-1 100 50 C=O伸縮振動 0 1700 cm-1付近の 強い吸収 * 赤外分光（構造解析編） * 1000 2000 3000 波数／cm-1 100 50 C=O伸縮振動 0 1700 cm-1付近の 強い吸収 C=O伸縮振動の波数 約1720 cm-1 約1745 cm-1 約1645 cm-1 * 演習 * * 1. 原子吸光光度法において、中空陰極ランプの陰極に、定量目的 の金属（またはその合金）を用いなければならないか、その理由 を説明しなさい．下記の用語を使うこと． 遷移、発光波長、吸光波長、ポテンシャルエネルギー、励起 連絡 以下の方は田中のところにきて下さい． 宮本辰徳君 幸田直己君 竹内悠生君 * * 演習 1. 原子吸光光度法において、中空陰極ランプの陰極に、定量目的 の金属（またはその合金）を用いなければならないか、その理由 を説明しなさい．下記の用語を使うこと． 遷移、発光波長、吸光波長、ポテンシャルエネルギー、励起 * * 原子スペクトルでは、ポテンシャルエネルギーの低い原子軌道から 高い原子軌道に電子が遷移する際に光を吸収する．逆に、ポテン シャルエネルギーの高い原子軌道から低い原子軌道に電子が遷移 すると発光する．この時の励起時と低い軌道に落ちてくる際のエネ ルギー差が等しいので、発光波長と吸光波長は等しくなる。即ち、 光源として定量目的金属を中空陰極ランプの陰極とすることで、陰極 の金属が励起され発光する．定量目的金属と同じ金属の発光波長 は、フレーム中の定量される金属の吸収波長と同じになるので、 原子吸光が起きて、定量できるようになる． 宿題 1. モル吸光係数ε= 500 の分子の 2 mM の溶液の吸光度はいくら か計算しなさい．ただし、層長(光路長)は 1 cm とする． 2. 化合物Aが溶けた溶液を200倍希釈した溶液を層長 0.5 cm の 資料容器(セル)に入れて吸光度を測ったところ1.2を示した．化合 物Aの希釈前の濃度はいくらか．なお、比吸光度を200とする． * * (予習) 旋光度とは何か、説明しなさい。 演習 1. モル吸光係数ε= 500 の分子の 2 mM の溶液の吸光度はいくら か計算しなさい．ただし、層長(光路長)は 1 cm とする． 2. 化合物Aが溶けた溶液を200倍希釈した溶液を層長 0.5 cm の 資料容器(セル)に入れて吸光度を測ったところ1.2を示した．化合 物Aの希釈前の濃度はいくらか．なお、比吸光度を200とする． * * A = εcl = 500(M-1cm-1)×(2×10-3)(M)×1(cm) = 1 化合物Aの希釈前の濃度をC (%)とすると 希釈後の濃度 = C/200(%) A = Ecl = 200(%-1cm-1)×(C/200)(%)×0.5(cm) = 1.2 0.5×C = 1.2 よって、C = 2.4% * * 生体分子解析学 機器分析 分光学 Ｘ線結晶構造解析 質量分析 熱分析 その他機器分析 * * * * * * * * 宿題 1. 以下の化合物のうち、紫外可視領域に吸収帯を有する分子は いずれか答えなさい． 4. 原子軌道間の電子遷移に基づく原子スペクトルは線スペクトル となるが、分子軌道間の電子遷移による紫外可視吸収スペク トルが線スペクトルとならない．その理由を説明しなさい． 予習 解らない場合、3ページの内容を要約すること． * * a) ベンゼン b) グルコース c) アントラセン d) ヘキサン e) シクロプロパン f) 11-cis-retinal g) アデノシン f)