副議長（久保 浩）.docVIP

○副議長（久保　浩）　休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を継続いたします。黒子秀勇樹議員。 ○47番（黒子秀勇樹）登壇　私は、公明党福岡市議団を代表して、肝炎ウイルス感染者への支援について、野芥地区の地域交流センターについて、スーパー防犯灯及び子ども緊急通報装置の設置について質問いたします。当局の明快かつ前向きな答弁を期待いたします。 　まず初めに、肝炎ウイルス感染者への支援についてお伺いいたします。 　我が国のウイルス性肝炎患者はＢ型、Ｃ型合わせて350万人に上ると推計され、その中には集団予防接種や血液製剤等による感染被害も明らかになっています。とりわけ、薬害肝炎訴訟においては、国や製薬会社の過失責任を認める判決が相次いでおり、患者、家族の一刻も早い救済のため、政治的な決断が迫られています。厚生労働省の調査によると、Ｃ型肝炎患者は約52万人、症状があらわれていないウイルス感染者は150万人から190万人と推計されています。肝炎ウイルスに感染すると慢性肝炎に移行し、放置すると、平均30年ぐらいで肝硬変や肝がんを引き起こすおそれがあります。しかし、早期に治療すれば、Ｃ型肝炎は６割から７割が治り、Ｂ型肝炎も進行が抑えられると言われています。しかしながら、肝炎ウイルス感染者は自覚症状がないことが多いので、感染したことを本人が気づいていないことが多く、肝硬変や肝がんへ進行し、適切な時期に治療を受ける機会がない感染者が多く存在することが問題となっています。肝炎ウイルスに感染しているのではないかなどの不安がある人のための相談窓口の設置や、ウイルス検査受診率の向上策などに適切に取り組む必要があります。平成14年度から、市町村が40歳以上を対象に公費助成による検査を実施していると聞いています。 　本市における肝炎ウイルス検査について、お伺いをします。肝炎に感染しているかどうかを調べるには、どのような検査がありますか。検査を受けたほうがいい人は、どういう人ですか。検査費用は幾らぐらいかかりますか。また、受診率はどのようになっているのか、お聞かせください。 　全国では、14年度だけで新たに約３万人のＣ型肝炎感染者が発見されたと聞いていますが、本市では感染者は何人発見されているのかお答えください。 　厚生労働省が肝炎対策事業として今年度から始めた、医療機関での委託検診事業についてお聞かせください。肝炎対策については、検査体制の強化とあわせて、治療体制の整備充実も求められています。厚生労働省はＣ型肝炎患者のインターフェロン治療について、来年度から公費助成を行う方針を決めたと聞いています。あわせてＢ型肝炎や肝がんにまで進行した患者への助成についても検討するとしています。国に先駆けて、東京都は本年度から、今後５年間で医師の勧めに従ってインターフェロン治療を受けるＣ型肝炎患者全員に対して医療費を助成する制度を創設したと聞いています。東京都の助成制度の内容についてお聞かせください。 　次に、野芥地区の地域交流センターについてお尋ねをいたします。 　平成17年２月に地下鉄３号線が開業し、18年３月には都市高速５号線が城南区の堤まで供用され、福岡外環状道路と都市高速道路が連結して環状型ネットワークが形成されました。いよいよ来年春には都市高速５号線が野芥まで延伸されます。このように、少しずつまちが熟していく野芥地区において、地域からは、地域交流センターはどうなったのか、いつできるのかという声が数多く聞こえてきます。平成15年３月に策定された本市の新基本計画には、本市の都市づくりの基本的な考え方として、都心部、副都心、地域拠点及び新たな拠点による多核連携型都市づくりを目指すとしています。さらに、多核連携型都市づくりの核となる主要な拠点の構成とまちづくりの方向性も示されています。都心部、副都心に次ぐ地域拠点とされている雑餉隈、和白、野芥、今宿?周船寺のまちづくりの方向性は、どのように位置づけられているのかお答えください。また、これらの地区では、それぞれ地域交流センターを整備して活力あるまちづくりを目指すとしています。 　そこで、お伺いします。平成12年１月に開設された雑餉隈地区の博多南地域交流センター、さざんぴあ博多及び平成15年８月開設の和白地域交流センター、コミセンわじろの建設手法及び取得方法について、お聞かせください。また、今後整備が予定されている野芥及び今宿?周船寺地区の地域交流センターの整備手法についてお答えください。 　地下鉄３号線沿線まちづくりの取り組み方針では、野芥地区は開発推進地区と位置づけ、地下鉄３号線の建設とあわせて一体的に開発を推進し、都市機能の更新、生活環境、道路交通地形等の整備を重点的に進める地区としています。野芥地区の地域交流センターの