上尾市公共施設放射性物質除染作業マニュアル【除染対象基準】①.docVIP

上尾市公共施設放射性物質除染作業マニュアル 【除染対象基準】 子どもたちが多く活動する公共施設の学校、保育所、公園等において簡易測定 器で測定した結果、地表１cmでの空間線量が、０．２３μSV／時を超えた場合 は、再度シンチレーション式サーベイメータで測定し、０．２３μSV／時を超えた場合を除染の対象とする。 私立認可保育所、学童保育所は①と同様とする。 ③ 道路側溝の測定地点は地表５０cmとし、測定器具や除染対象は①と同様とする。 【除染実施の判断及び報告】 測定の結果、除染を実施する必要が生じた場合は、市と当該施設管理者において実施の判断を行い、当該施設管理者において除染作業を行うものとする。 ①により除染を実施した場合は、当該施設管理者は速やかに災害対策本部にその結果を上尾市内における空間放射線量の測定結果（除染作業 前?後）報告書により報告するものとする。 【除染の手順】 基準値を超える箇所が土の場合、表土を深さ２㎝程度はぎ取る。 基準値を超える箇所がコンクリート等の場合、表面を高圧洗浄機やブラシなどにより流水洗浄する。 ※ 洗浄水が１ヵ所に溜まることのないよう事前に排水路を確認しておくこと。 除染箇所を再度測定し、放射線量の低減を確認する。 【除染により発生した土等の処理】 除染で発生した土等は、原則発生した施設内で処理するものとする。 保育所等で施設内処理が困難な場合、近隣の公共施設で処理する。 敷地内の子どもが比較的立ち入らない場所を選定し、発生土量に合わせて穴を掘り、土量が多い場合はブルーシートを敷く。 発生土が少量の場合は、ブルーシートではなく、発生土を厚手のビニール袋に入れ、密封をする。 発生した土を穴に入れ上側にブルーシートを被せ、厚さ約３０㎝覆土する。 埋設した場所を再度測定し、放射線量の低減を確認する。 埋設場所の空間線量を継続的に計測し、記録する。 【汚染土の処分及び図面の保管】 国の処分方法が決定するまで仮置きとし、施設の平面図に埋設場所を明記し保存する。 埋設場所はオフセットを記入すること。 このマニュアルは、平成２３年１１月２２日から施行する。 ［参考］ 原子力災害対策本部が、平成２３年８月２６日付けで発表した「市町村による除染実施ガイドライン」では、覆土厚さ３０㎝で９７％の線量率低減効果があるとされている。 また、日本放射線安全管理学会が、平成２３年１０月３日付けで発表した「放射性ヨウ素?セシウム安全対策に関する研究成果報告５」では、覆土厚さ２０㎝で９７％の線量率低減効果があるとされている。 上尾市内における空間放射線量の測定結果(除染作業　前?後)報告書 年 　　月 　　日 上尾市 あて 報告者; 課 (室) 名 課(室) 長 名 地表面１ｃｍで計測した結果、毎時０．２３マイクロシーベルトを超えたので、（上尾市公共施設放射性物質除染作業マニュアルにより）除染しましたので報告する。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　（マイクロシーベルト／時） 測定日 (除染前) 測定場所　（施 設 名） 測定場所　　　 （測定箇所） 天候 測定結果（値） (地表面１㎝) 測定日 （除染後） 天候 除染後測定値 (地表面１㎝) （例） 11月 7日（月） 上尾所 雨樋の下（東北の角、土及び芝） 　　晴 　　　　　0.40 11月 8日（火） 　　晴 　　　　　　　0.09 ＊別添図面参照 主な作業内容（簡潔に） 中庭の表土を３～５ｃｍ削りビニール袋に入れブルーシートを被せ、覆土(30㎝)し処理をしました。また、削ったところには新しい土（砂）を入れました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　担当；（　　　　　　?内線　　　　）