保健所業務概要19年度版.docVIP

業　務　概　要 平成２２年度 福岡県京築保健福祉環境事務所 は　じ　め　に 　今回の東日本大震災は日本を大きな困難に直面させましたが、福岡県や九州、西日本から元気の輪を東日本へ日本全体へと広げていき、復旧?復興への足掛かりとなるよう積極的に取り組みたいと思っております。 現在の社会保障制度の基本的枠組みが作られた１９６０年代以降今日までの社会経済情勢の大きな変化を踏まえ、国民の自立を支え、安心して生活ができる社会基盤を整備するという社会保障の原点に立ち返るため、社会保障の改革が進められようとしています。 福岡県はこのような状況の中で、厳しい財政状況と県民ニーズに適切かつ効率的に対応するため組織の見直しが行われ、保健、医療、福祉に関連する組織再編として、新社会推進部、保健医療介護部、福祉労働部の３部体制としたところです。 それに際し、保健福祉環境事務所に与えられた役割は、地方分権や市町村合併などで、これまで県が行ってきた行政サービスが市町村に移譲されたことにより変化しておりますが、保健、医療、福祉、環境分野での最も身近な県民への行政サービス機関として、適切で効率的な行政サービスの提供が求められています。 保健?医療分野においては、新型インフルエンザなどの健康危機管理、急病時や災害時における救急医療体制の整備、生活習慣病対策、食の安全確保など県民の命の安全確保に積極的に取り組んでいます。 福祉分野においては、地域住民のセーフティネットとしての生活保護、虐待やＤＶに苦しんでいる児童や母子世帯等に対する児童?母子福祉対策など、命を守るための取組が必要となっており、市や町に対する支援?調整の役割もこれまで以上に期待されています。 環境分野においては、身近な環境問題であると同時に地球規模の課題でもある地球温暖化対策や、東日本大震災での原発問題などから、省エネ?節電対策として様々な取組が行われています。また、地域における野生鳥獣の保護や生態系の保全に関する業務も推進しているところであり、今後もその取組を一層強化していく必要があります。 京築保健福祉環境事務所は、人口約１９万人弱、２市５町を所管し、管内面積も広く、また地形的にも北九州市や大分県と隣接した、福岡県の東部に位置し、特徴ある行政圏域となっております。 ここに、私たちが日頃から取り組んでいる施策の現状や課題、その実績等について、平成２２年度版「業務概要」としてとりまとめました。 この資料が、関係機関の方々や地域住民の方々に活用され、保健福祉環境行政に対する理解を促進するとともに、県民の皆様の健康と福祉の向上の一助になれば幸いです。 平成２３年７月２６日 　　　　　　　　　　　　　　京築保健福祉環境事務所長　桑原　竹典  　　目　　次 Ⅰ　管内の概況 　　　 １　総括 １ 　　　　（１）管内概況 ２ 　　　　（２）所在地及び管轄区域 ２ 　　　　（３）管内市町別人口?世帯数?面積 ３ 　　　　（４）人口動態総覧 ３ Ⅱ　保健福祉環境事務所の概要 　　 　　　１　組織の概要 ４ 　　　２　沿　革 ５ 　　　３　附属機関等 ５ Ⅲ　業務の概要 　総務企画課 　　総　務　係 　　　１　庶務及び財務会計事務 ６ 　　　２　生活保護法における医療扶助、介護扶助、経理事務 ６ 　　　３　その他の事業 ６ 　　企画指導係 　　　１　総合相談窓口 ７ 　　　２　地域保健に関する普及?啓発活動 ７ 　　　３　健康危機管理 ７ 　　　４　災害救助 ７ 　　　５　保健統計等報告業務 ８ 　　　６　免許受付及び進達事務 ９ 　　　７　薬務 ９ 　　　８　医務 ９ 　　　９　民生委員?児童委員の事務 １１０　援護事務 １０ 　　１１　同和対策（研修） １１健康増進課 　　健康増進係 　　　１　健康づくりの推進 １１ 　　　２　栄養改善等の推進 １２ 　　　３　母子保健 １３ 　　　４　原爆被爆者対策業務 １４ 　　　５　特定疾患治療研究事業等 １４ 　　　６　保健事業の推進支援 １６ 　　　７　歯科保健の推進 １６ 　　精神保健係 　　　１　精神医療対策 １７ ２　精神保健福祉対策 １７ 　保健衛生課 　　保健衛生係 　　　１　食品衛生 １９ 　　　２　狂犬病予防及び動物愛護管理 １９ 　　　３　生活衛生 ２０ 　　　４　水道 ２０ 　　感染症係 １　結核予防対策 ２１ ２　感染症対策 ２２ 社会福祉課 　　　１　児童福祉 ２４ 　　　２　高齢者福祉 ２４ 　　　３　婦人保護及び母