细菌学各论-med.tottori.doc

検体検査学　（細菌学各論目次） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パスツール先生 １．細菌学各論目次 項目　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ページ　　　　　　　　　　　　　 好気性?通性グラム陽性球菌 Staphylococcus(黄色ブドウ球菌) ３ Micrococcus, Stomatococcus, Planococcus Streptococcus(溶血連鎖球菌) ５ Enterococcus(腸球菌) ７ グラム陰性球菌/球桿菌(短桿菌) 微好気性（好炭酸ガス） Neisseria(淋菌、髄膜炎菌) ７ 好気性 Moraxella, Branhamella, Kingella , Eikenella, Chromobacterium ８ 通性グラム陰性桿菌 腸内細菌科 Providencia, Kluyvera, Edwardsiella ９ Escherichia (大腸菌)　　　　　　９?１０ Shigella (赤痢菌) 　９?１２ Salmonella (サルモネラ菌)　 ９?１２ Yersinia (ペスト菌、エンテロコリチカ菌、偽結核菌)　 １３ Klebsiella (肺炎桿菌)　　 １５ Citrobacter, Enterobacter, Hafnia, Serratia, Proteus、Plesiomonas １５ 　ビブリオ科 Ｖｉｂｒｉｏ　（コレラ菌、非O-１コレラ菌、ミミカス菌、腸炎ビブリオ）） 好気性、通性嫌気性グラム陽性球菌 1 ミクロコッカス科 特徴 属　　　　　　　　　　　　7.5%NaCl耐性?　　　　　　　　　 　　　　　　　　病原性　lysostaphin感受性　　四連性　　　　莢膜　　　運動性　特徴特徴 自然界や動物の皮膚に分布し、1878年にKochにより分離される。 ヒト常在的に保有し、接触?経口的に感染する。 MRSAなど薬剤耐性菌が多く、菌交代症、院内感染日和見感染を起こす代表菌である。 形態と染色性 径0.51.5μmの球状で、培養菌はブドウの房(bunch of grapes)の配列を示す。 　臨床は単在あるいは短連鎖状を示陰性。 培養　　　色素は淡い黄色、S.aureus以外は白色～橙色など 選択培地は、Staphylococcus　No110培地、オキサシリン添加培地（MRSA分離用） 血液寒天ではαβ、γ、δ等の複数の溶血毒を産生する。菌体表面の性状 多糖体抗原…表面抗原でα、β型に分けられる。 protein A…菌体表面に、免疫グロブリン(IgG)のFc部と結合するリセプター蛋白がある。抗抗体抗補体作用を示し、病原因子のひとつである。 生化学的性状 カタラーゼ…Staphylococcus　は陽性レンサ球菌は陰性　　　 マンニット…S.aureus　は分解、その他は陰性 代謝産物?病原因子 コアグラーゼ(coagulase)…プロトロンビンをトロンビンに変える(血漿を凝固する)蛋白で、その抗原性より8型に分けられる。産生株はCPS(coagulase positive staphylococci)、非産生株はCNSと呼ばれる。その蛋白は菌体から産生?分泌される。血漿の凝固テストで検出 　クランピング因子(clamping factor)…フィブリノーゲンをフィブリンに変える菌体表面因子で、S.aureus凝集検出。 腸管毒（エンテロトキシン、enterotoxin）…分子量約3万の蛋白群で、抗原性としてAHに分類される。耐熱性（100℃）で、AとBはファージ、CとDはプラスミド性である。毒素の潜伏期間は数時間、A毒素は腸管毒、F毒素はスーパー抗原として中枢神経等に多彩な毒性を示す。 TSST-1(toxic shock syndrome to