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心臓血管外科専門医養成プログラム 1 心臓血管外科専門医養成プログラム ＝心臓血管外科専門医取得に向けた実践的修練カリキュラム＝ 基幹施設名：日本医科大学付属病院心臓血管外科 施設責任者：新田 隆 （心臓血管外科部長） 連絡先 ：東京都文京区千駄木１－１－５ 日本医科大学付属病院心臓血管外科 Tel: 03-5814-6219 （医局） Fax: 03-5685-0985 （医局） E-mail: nitta@nms.ac.jp 関連施設：日本医科大学千葉北総病院 胸部?心臓血管外科 日本医科大学武蔵小杉病院 外科?心臓血管外科 大森赤十字病院 心臓血管外科 社会医療法人敬愛会 中頭病院 心臓血管外科 医療法人社団恵周会 白河病院 心臓血管外科 社会医療法人北斗 北斗病院 心臓血管外科 心臓血管外科専門医養成プログラム 2 ＜はじめに＞ 外科系サブスペシャルティーとしての心臓血管外科専門医の育成?認定を目的とした 「心臓血管外科専門医認定機構」が日本胸部外科学会?日本心臓血管外科学会?日本血 管外科学会の３学会構成により２００２年度より発足し、２００３年度からは専門医認 定試験が施行されている。さらに現在、高い倫理観のもと、心臓血管外科領域の標準的 な専門知識と診療技術を以て心臓血管外科チームの一員として医療に携わると同時に、 医療を進歩させる研究能力も兼ね備えた医師の育成を目的として、制度の改変作業が継 続されている。 当施設は大学病院として全国でも屈指の症例数と手術成績を誇っており、質の高い 心臓血管外科治療の提供をめざして日夜診療?研究に励んでいる。より高度なレベルの 臨床のニーズに応える為には高度な技術と知識を備えた外科医の育成が不可欠である。 心臓血管外科医にはアート（技術）とサイエンスの両面における極めて高い達成度はも ちろんのこと、より高いレベルや新しい治療法を自ら開拓しようとする向上心が求めら れる。ここに定める当施設の修練カリキュラムは心臓血管外科専門医取得に向けたもの であるだけでなく、自立した外科医として診療に従事し、さらに高度な医療を自身で開 発し提供する実力を備えた外科医の育成をめざす、具体的かつ実践的なプログラムであ る。 ＜修練カリキュラム全般＞ 現行の臨床研修制度では２年間の研修期間を経てから志望専門領域を選択することが 可能となる。心臓血管外科専門医の取得には、まず外科専門医の取得が求められる。外 科専門医の申請には日本外科学会の指定した外科専門医制度修練施設において、卒後初 期臨床研修期間を含んで通算５年以上の修練が必要である。心臓血管外科専門医の取得 には、卒後７年以上の修練と認定修練施設における3 年以上の修練期間を必要とする。 今後、運用が検討されている心臓血管外科専門医制度では次頁の如く、単独型と連 携型二つのコースの選択が可能となっており、初期臨床研修修了後最短５年で心臓血管 外科研修プログラムを修了することが出来る。 心臓血管外科専門医養成プログラム 3 心臓血管外科専門医認定機構による心臓血管外科専門医研修プログラム整備指針（案） １）外科専門医修練カリキュラム 日本外科学会の定める「外科専門医制度修練施設」で「外科専門医修練カリキュラム」 に基づき、日本医科大学外科学講座所定の修練施設において研修を行う。最終的に心臓 血管外科医を目指すものであっても、外科学一般の知識、技能の習得は必須項目である。 心臓血管外科のみならず消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、内分泌外科など広く外科 学の研修受ける。研修期間は