稲盛経営哲学研究センター【2016年度活動計画】第Ⅰ部研究部門第Ⅱ部.pdfVIP

稲盛経営哲学研究センター 【2016年度 活動計画】 第Ⅰ部 研究部門 第Ⅱ部 教育実践研究部門 １．第2期（2016年度）研究活動 １－１．稲盛経営哲学に基づく企業経営 京セラ、ＫＤＤＩ、ＪＡＬ、盛和塾塾生企業から学び、企業経営の有り様、優位性、 実践方法を解明して、稲盛経営哲学に基づく企業経営がより多くの企業で正しく実践さ れるようにする。 活動区分 学術分野 担当者 概要 12月国際 シンポ 国際 学術誌 センター 主導研究 （継続） 経営組織 崔裕眞（立命館）、 野中郁次郎（一橋 大）、廣瀬文乃 （立教大） 京セラのフラクタル化（分身づくり、一体感、知識共創、実践知 経営）はどこまで進んでいるのか？京セラ経営における知識創造 の特性をナレッジサーベイにより解明し、稲盛経営哲学の有効性 を明らかにする。 ○ ○ センター 主導研究 （継続） 人間科学／ 心理学 山浦一保、サトウ タツヤ（立命館）、 河野達仁（東北 大） JALの経営再建で従業員の意識はどう変わったのか？意識改革の 主体的行動、ビジョン創造への取組は普遍的なものか？京セラ、 ＫＤＤＩ、ＪＡＬ等へのアンケートにより、心理的側面から解明 し、意識改革を企業業績に効果的につなげることを可能にする。 ○ ○ センター 主導研究 （継続） 人間科学／ 教育学 金井文宏、谷口悦 子（立命館） フィロソフィを学びあう場としての教育プラットフォームをＪＡ Ｌ従業員へのインタビューという手法により解明し、より効果的 に経営哲学を浸透させることを可能にする。 ○ ○ センター 主導研究 （新規） 心理学／ 経営史／ 文化人類学 サトウタツヤ、崔 裕眞、澤野美智子 （立命館） 盛和塾塾生の稲盛経営哲学受容の過程やその業績への効果を、イ ンタビュー及び参与観察により解明することで、中小企業経営者 への効果的な浸透?展開を可能とする。 中間報告 ○ 国内外 推薦研究 （新規） 経営学 ジョンウィルソン （ニューカッスル 大）他 経営哲学?企業文化の変化の組織への影響を記述する方法を開発 し、英国企業に適用することで、稲盛経営哲学を英国企業に周知 する。 中間報告 ○ 研究会 経営学 研究センター、立 命館内外の有志 利他の実践例や経営12ヵ条などについての有志による研究会を行 うことで、稲盛経営哲学に基づく企業経営の全体像を明らかにし、 京セラ経営研究所と共同で、経営12ヵ条を中心として、アメーバ 経営や会計８原則などとの関係にも言及した京セラ経営書籍出版 の可能性を探る。 —― —― １－２．稲盛経営哲学を規範?理念とする市場経済 現在の市場経済の限界?欠陥を解明し、行き過ぎた利己を抑制し、競争による活性化 と利他を両立する市場及び金融、経済の仕組みを提示する。その基礎として、市場経済 における人間の思考、行動の特性?仕組みを解明する。 活動区分 学術分野 担当者 概要 12月国際 シンポ 国際 学術誌 講演会 経済学 堀内勉（元森ビ ルＣＦＯ） 資本主義の教養学（資本主義研究会）主催者、「ファイナンス の哲学：ファイナンスと資本主義を理解するための基本知識」 著者の講演会を計画。経済学分野では、研究プロジェクト実施 の段階に至っていないため、市場経済の限界?欠陥の分析、そ の克服のための発想を学習し、研究テーマ設定につなげる。 —― —― 国際シン ポジウム 基調講演 経済学 未定 現在の市場経済について、特にグローバリゼーションや新自由 主義の課題を学習するために、経済学者による基調講演を行う 市場経済の限界?欠陥の分析、その克服のための発想を学習し、 研究テーマ設定につなげる。国際共同研究の可能性を探る。 ○ —― センター 主導研究 （新規） 経営学／ 経済学 樋原伸彦（早稲 田）、青山敦 （立命館） 稲盛経営哲学の中で語られる企業家戦略がどのように実行され てきたのかを解明し、経済学のメインストリームの理論からも、 優位性があることを実証することで、その実践を拡大促進する。 中間報告 ○ 国内外 推薦研究 （新規） 脳科学 山岸典子（情報 通信研究機構）、 Anthony ?I. ? Jack（ケース ウェスタンリ ザーブ大）他 「利他」「足るを知る」はどこから来るのか？認知心理学、脳 イメージング技術、神経倫理学、神経経済学の手法を用いて、 経済活動に関する人間の特性の神経科学的仕組みを解明するこ とで、行き過ぎた利己を抑制する市場及び金融、経済の仕組み の研究の基礎とする。 京都大学こころの未来研究センターなどと共同した研究の可能 性を探る。 中間報告 ○ １－３．稲盛経営哲学に基づく生き方?考え方 稲盛経営哲学を経営という範囲を超えて、より普遍的な人間の考え方、生