高レベル放射性廃棄物 ガラス固化体 の処分について.PDFVIP

新大綱策定会議(第１２回) 資 料 第 １ － １ 号 高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体) の処分について 2012年（平成24年）1月26 日 （公財）原子力安全研究協会 処分システム安全研究所所長 杤山 修 1 高レベル放射性廃棄物（ガラス固化体） 実際に燃えて（核分裂して）灰になるのは約５％ 再処理 約 5 % 核分裂生成物等を 約 95 % 含む放射性廃液 ホウケイ酸ガラス ウランとプル トニウムを回 収し，燃料と ガラス固化体 して再利用 • 高さ：約 1.3 m • 外径：約 40 cm • 重さ：約 500 kg • ガラス容積：約150ℓ • 放射性物質：約40 kg 固化時 表面線量：約1,500 Sv/h 放射能：約2 ×1016 Bq 発熱量：約2 kW 2 放射能の推移から眺めた高レベル放射性廃棄物（ガラス固化体）の特徴 （濃縮度4.5％の核燃料1MTU 相当） 1000年 非常にレベル 隔離すべき期 の高い期間 間：数十万年 以上 ガラス固化体の放射能は非常に長期間（数万年以上）高いレベルで残る その間の人間社会の変化を予測することは困難 ⇒人間による管理が失われても問題のない処分方法が必要 出典：「わが国における高レベル放射性廃棄地層処分の技術的信 頼性」 —地層処分研究開発第2次取りまとめ— 総論 を編集 3 処分の目的＝隔離・閉じ込め：自然現象、人の行為から守り続ける ガラス固化体（固体になって閉じ込められている）の危険性 放射線影響により環境や公衆に危険を与えるには、ガラス固化体を自然現象 または人の行為により破壊し、何らかの力（自然現象、人の行為）により環境 に飛散させなければなら