平成18年度小学校教育课程福井県研究集会研究资料.PDFVIP

平成１８年度小学校教育課程福井県研究集会研究資料 越前市吉野小学校 部会名 理科 安 田 貞 子 １ 研究主題 自然から学び、自然を愛し、共に科学する楽しさを実感する理科学習 － 受け取ろう 伝えよう 自然からのメッセージ － ２研究課題 （１） はじめに 本単元｢植物の発芽と成長｣(5 年) では、｢学習者の発想を重視した取り組み｣という点を 考慮に入れて、「教科書にたよらないで自分たちで予想し、その予想を確かめる実験計画 を考え、実験によって証明し、法則性を見出す」という流れを重視して、実践を試みた。 児童はこれまで植物のたねをまき、その育ちを楽しみに待つという経験はある ものの、 今回のように発芽や成長の条件を科学的に調べるということに対しての問題意識は持っ ておらず、関心も薄いように思われた。児童の発想の中でそのような課題意識を持たせる 手立てとして、導入段階では全員がブロッコリースプライトのたねをまくことにした。こ のミニ発芽体験を通して、その後の実験の見通しを立てるための足がかりとした。 また、自分たちの考えで学習を進めるため、実験の方法や予想､途中経過、結果は、理 科ワークではなく、すべて白紙やワークシートに記入していく事にした。 （２）実践の内容 指導計画（5 月中旬～6 月中旬）12 時間配当 １次 ブロッコリースプライトのたねまきをしよう。 植物のたねをまく時、どうやってまきますか？ ・カップに穴をあけ、土を入れて、指で穴を 掘ってたねを入れる。 ・水をやって、太陽にあてる。 ・肥料はいらないかも？ 結果：4 日後。三分の二が発芽している。 発芽しない理由はなんでしょう？ ・水不足、水のやりすぎでくさった、深すぎた。 水をやりすぎるとどうしてくさるのかな？ ・息ができない、空気が必要。 ２次 種子の発芽を調べよう。 発芽するために必要なものは何だろう？ ・水、土、太陽、肥料、温度、空気 （水、温度、空気はもちろん、土、太陽の光 も必要と考える児童が多い。） ・水がなくてもカラカラ砂漠でも芽が出る。 ・スポンジでも芽が出た経験がある。 ・太陽が当たらないと温度が上がらない。 どんなやり方で調べたらよいか？ ・調べる条件以外は同じにすること。 ・肥料を含まないバーミキュライトを使用。 実験１ 実験計画書に各自の予想を書いてから、 グループで話し合い準備する。 ・条件を変えて対照実験するイメージがなか なかうかばない。 ・空気無しは、宇宙で実験する。真空にする。 ・数日間、実験結果を記録用紙に書く。 結果：各グループの結果を、発表し整理する。 ・発芽に必要な条件は 水、温度、空気。 ・土、日光、肥料はなくても発芽する。 ・水無しなのに、たった一回で芽が出た。 ・綿、スポンジは保水性がなく発芽しにくい。 ・日光無しは、背は高いがひょろひょろに驚き。 ・空気無しのはずが、水が減って発芽。 ３次 種子にふくまれているものはなにか。 なぜ、肥料をやらなくても発芽するのか？ 育つための養分はいらないのだろうか？ ・植物が自分で作っているのでは？ ・たねの中に養分が含まれていたのでは。 観察１ たねのつくりの観察。 ４次 植物の成長に必要なものはなにか。 この後インゲン豆が丈夫に育