平成24年度肥料取缔业务报告.PDFVIP

平成 ２４年 度 肥料 取締 業務 報 告 概 要 (1) 県内の肥料の動向（肥料の流通量・生産量調査） 　流通量は、平成23年6月から平成24年5月（23肥料年度）までの肥料入荷量・出荷量を調査した。調査 は平成24年6月に実施し、対象業者は38業者で回収率は92％であった。 　平成23肥料年度における普通肥料の県内入荷量は約96千トン（前年対85％）で、原発事故に伴う作付 け制限等の影響が大きく、最近6年で最も数量の多い平成19肥料年度の80％であった。このうち、セシウ ムの吸収抑制として使用される加里質肥料は急増（同624％）し、有機質肥料（同119％）も増加した が、その他の窒素質肥料（同80％）、リン酸質肥料（同89％）、複合肥料（同74％）、石灰質肥料（同 72％）は減少した。 イ　生産量調査は、県知事登録、届出肥料の全生産業者を対象（原発被害の警戒区域及び計画的避難区域 を除く624業者、789銘柄：銘柄の回収率89％）に、平成24年1月から12月の生産量を調査した。調査は平 成25年1月に実施した。 　平成24年における普通肥料の生産量は5,502トン（前年対143％）で前年より増加した。このうち、な たね油かすは増加（同172％）したものの、有機質肥料の生産は前年前年並みで、炭酸カルシウム肥料等 の石灰質肥料（同224％）、指定配合肥料（前年対189％）は大幅に増加した。一方、特殊肥料の生産は 約191千トン(前年対106％）で、前年と比較して増加した。 (2) 肥料の登録・届出 　肥料の登録状況は、新規登録は2件、登録更新が5件、失効が2件、変更が７件であり、平成25年3月末 日の有効登録件数は45件であった。 イ　指定配合肥料に関する届出は新規届出2件、変更2件、廃止はなく、有効届出数は63件となった。 ウ　特殊肥料生産業者届出は20件、同輸入業者届出は1件、その他（変更、廃止等）の特殊肥料に関する届 出はそれぞれ19件、21件であり、平成25年3月末の有効届出件数は812件（内輸入業者届出数17件）と なった。 エ　肥料販売業者開始届出は31件、その他（変更、廃止等）の特殊肥料に関する届出は計72件であった。 (3) 肥料の立入検査 　普通肥料の検査は知事登録肥料及び知事届出指定配合肥料について、生産事業場への立入検査と収去標 品の分析を実施した。特殊肥料の検査は、表示票の添付が義務付けられているたい肥等を中心に実施し た。検査結果は以下のとおりであった。 ア　普通肥料は立入件数2件で、2点収去した。検査分析の結果、すべて合格であった。重量検査は2銘柄20 点行い、すべて合格であった。 イ　特殊肥料は立入検査数58件で15点を収去した。表示票の無添付が30件、誤記が18件あり、収去品の分 析結果では表示値が許容値外のものが6件あった。 肥料取締事務総括 （平成24年4月～平成25年3月） 区 分 件 数 立入検査 2 検 普 査 検査点数 （内正常でないものの点数） 2 (0) 重量検査点数 （内正常でないものの点数） 20 (0) 通 登　　録 2 肥 登 登録更新 5 料 録 変更・失効等届出 9 関 有効登録 45 指定配合肥料生産業者届出 2 係 届 指定配合肥料変更・廃止届出