事故状况図.PDFVIP

事故種類 労働災害 発生日時 平成２１年５月８日　　９時２０分 事故区分 労働災害 年齢性別 55歳　男性 職種 鉄筋工 被災程度（全治） 右手・前腕挫創、右手末梢神経障害（約4週間の通院加療を要する見込み） ボックスカルバートの側壁・頂版筋の組立て作業において、枠組足場に単管を張り出して固定し、鉄筋（Ｄ32を5本 事故概要 （L=10m））を仮置きしていた。単管を固定するクランプがゆるみ、鉄筋が落下し、1.2m下で結束作業をしていた被災者を 直撃し被災した。 ①足場に単管による簡易な仮置場を設置した。 事故原因等 ②設置した単管と足場をつなぎとめるクランプの締付点検をしていなかった。 ③張り出し単管に重量物である鉄筋（D32mm筋10m×5本（60kg×5本））を仮置きしても大丈夫と安易に考えた。 3 ①単管を張り出しての仮置き場の設置は、今後行わない。また、スラブ型枠の中央部のような安定した場所に鉄筋を置く 場合でも、角材で歯止めをし、転がり防止を行う。 改善策等 ②クランプは、ラジェットが動かなくなるまできつく締める。足場の点検は、有資格者が行う。足場の点検表にクランプ点検 項目を増やし、毎日確実な点検を行う。 ③荷上げ場、荷降ろし場に加工筋の重量表を掲示し、作業員が荷を扱う際の目安とする。 ①不安定となるような鉄筋の仮置きは行わない。スラブ型枠の中央部のような安定した場所に鉄筋を置く場合でも、角材 類似工事（他工事）へ活用でき で歯止めをし、転がりを防止する。 る対策等 ②足場の点検は、有資格者が行う。 ③荷上げ場、荷降ろし場に加工筋の重量表を掲示し、作業員が荷を扱う際の目安とする。 事故状況図 鉄筋仮置き断面図 足場に単管を取付け、鉄筋 D32L=10mをその上に仮置き 上から３人目の作業員の右腕に 上から3人目の作業員の右腕に 落下した鉄筋があたり被災 落下した鉄筋があたり被災 1.足場に単管を設置し、鉄筋をその上に仮置き。 2.単管を止めていたｸﾗﾝﾌﾟが緩み、単管が傾斜。 　仮置きしていた鉄筋が1.2m落下。 起点側 終点側 監理技術者 鉄筋工 事故発生箇所 事故種類 労働災害