理科（地学Ⅰ）学习指导案.DOC

理科（地学Ⅰ）学習指導案 単元名：大気?海洋と気象 学校名：県立名護高等学校　対象クラス：２年６組　実施日時：平成１９年１０月１２日（金） 授業者：比嘉　賀治　教科指導教諭：高山　一夫　教科書：高等学校　地学Ⅰ（啓林館） １　単元の目標 ①　大気圏が温分布から４つの層に区分されることを理解する。 ②　水の状態変化について理解し、大気中の水が天気の変化にどのように関係しているかを理解する。 ③　地球の熱収支について理解し、地球からの赤外線の放射と地球大気の温室効果について理解する。 ④　太陽放射の吸収量の緯度による違いが大気の循環や天気の変化を生み出していることを理解する。 ⑤　風の吹き方について理解し、さまざまな規模の風があることを理解する。 ⑥　日本の天気を決める要因について、地球大気の大循環にもとづいて理解する。 ⑦　春?梅雨?夏?秋?冬のそれぞれの特徴について理解する。 海洋の層構造について理解し、海洋表層の運動である海流について、大気の大循環と対応した循環であることを理解する。 海洋が地球の気候を左右する要因であることを理解し、最近の地球環境問題についても興味?関心をもつ。 ２　単元設定の理由 （１）教材観 　　　　私たちの生活と密着している気象状況は、刻々と変化をしている。気象情報はテレビや新聞、インターネット等をとおして瞬時に知ることができるが、気象の仕組みは複雑である。大気の構造も複雑であり、多角的な視野からの分析が必要である。本単元は、大気の構造と地球の熱収支に続き、気象と海水の運動との関係を学習する。これらの学習を通して、大気の構造や地球の熱収支の関係、気象と海流の状況から、現在の地球の状態を明らかにする方法の基礎を学ぶことができる。また、地球環境問題について取り上げる。 生徒観 大気?海洋と気象については、中学校で空気中の水蒸気、気圧、天気の変化など基礎的事項を学習している。また、日常的に天気図をテレビ、新聞等でふれる機会も多く、生徒の反応も比較的良い分野である。しかしながら、一見理解していると思われる生徒も、単なる用語の丸暗記で済ましている場合が多く、大気の構造や気象現象について説明することができない場合が多い。 指導観 本単元は、時間的な制約からも、写真資料の提示や簡単な図示のみで説明を済ませる場合が多かった。今回は実際に得られたデータをもとに、よりミクロな視点にたって理解させるように努めたい。高層の温度は、地表付近とは異なり、その温度変化を感覚的にとらえにくい。気象現象の構造をミクロな視点からマクロな視点までイメージ化しなければならない。これらの現象について数値を用いてとらえさせるために、グラフの作成や模型の演示を工夫して授業展開する。 ３　単元の評価基準 関心?意欲?態度 思考?判断 観察?実習の技能?表現 知識?理解 ア：大気?海洋と気象に関心をもち、それらを日常生活と関連づけて、意欲的に探究しようとする。 イ：大気?海洋と気象現象を学習する中で、地球環境問題と関連付けて、意欲的に探究しようとする。 ア：大気?海洋と気象の観察、実験?実習などを行い、特性を見いだし、大気?海洋と気象現象を考察する。 イ：大気?海洋と気象の関係を観察、実験などを行い、科学的に考察する。 ア：図?グラフ?表の作成ができ、大気の構造や気象現象、海洋の構造について的確に表現する。 イ．大気や海洋、気象現象の観察方法を習得し、観察?実習の過程や結果を的確に表現する。 ア：大気や気象現象、海洋の構造について理解し、日常生活と関連付けてとらえ、さらに地球環境問題との関係を理解し、知識を身に付けている。 イ：観察?実験、実習を通して、大気や気象現象、海洋の構造について理解している。 ４　評価計画 時間 学習内容 指導目標 評価基準 評価方法 １ 大気の 組成 大気の組成は、主に窒素と酸素であることを理解させる。また、高度８０ｋｍまではほとんど変化しないことを理解させる。 大気?海洋と気象に関心をもち、それらを日常生活と関連づけて、意欲的に探究しようとする。 【関心?意欲?態度　ア】 ワークシート ２ 気圧 気圧の定義を理解させる。また、気圧は上空にいくほど小さくなることを理解させる。 大気と気象の観察、実験?実習などを行い、特性を見いだし、大気と気象現象を考察する。 【思考?判断　ア】 観察?実験、実習を通して、大気と気象現象を理解している。【知識?理解　イ】 ワークシート 小テスト ３ 本時 大気圏の 層構造 大気圏が気温分布から４つの層に区分されることを理解させる。 図?グラフ?表の作成ができ、大気の構造や気象現象を的確に表現する。【技能?表現　ア】 大気と気象現象の観察方法を習得し、観察?実習の過程や結果を的