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様式1 平成２９年度学校経営計画 平成２７年度～平成２９年度 校番 ２６ 学校名 広島県立忠海高等学校 校長氏名 大石 秀邦 全日制 本校 １ ミッション（地域社会における自校の使命） 旧制中学校を前身とする地域の伝統校・進学校としての社会的地位を確立し，国内外で活躍・貢献できる人材を育成する。 ２ ビジョン（使命の追求を通じて実現しようとする自校の将来像） １ （矜持） 伝統校に学ぶ生徒としての誇りを胸に，自らの進路を切り開く力を育てる学校 ２ （協働） 他者と共感・協働し，目標に向かって果敢に挑戦する力を育てる学校 ３ （貢献） 世界に視野を広げつつ，地域社会にも貢献できる力を育てる学校 ３ 環境分析 （１）現状認識 ① 学力の伸長と進路希望の実現に係る現状 グラフ１ 国公立大学合格者率（卒業年度） 生徒のほとんどは進学希望であり，７割近くの生徒が四年制大学を志望して いる。昨年度（平成 28 年度生）の大学入試センター試験の受験率は 92.9%に上 り，卒業者数に対する国公立大学への現役合格率は15.7% （11 名）である（参考： 平成23 年度卒15.5%（11 名），平成24 年度卒15.4% （12 名），平成25 年度卒10.1% （７名），平成26 年度卒13.2% （10名）平成27 年度卒11.5%（９名））（グラフ１：「国公 立大学合格者率」参照）。 一方で，教科学力や学習意欲には二極化の傾向がみられ，日々の学習課題 が累積しがちな生徒や進路目標が具体的に見い出せない生徒も散見される。今 後も引き続き，生徒の学習意欲と日々の授業品質を高め，基礎・基本の学力の 定着を目指さなければならない。また，教職員の進路指導力を高める研修等の 強化や，多様な進路希望に対応したきめ細かく粘り強い個別指導を充実させるこ とで，進路対応力を高める必要がある。さらに，知識の量だけでなく，21 世紀を 生き抜くための資質・能力の育成を目指した授業改善の推進が急務である。 ② 豊かな心の育成に係る現状 グラフ２ 特別生徒指導件数 いわゆる特別生徒指導の対象となる行動はほとんどなく，昨年度（平成 28 年 度）の特別生徒指導件数は平成 27 年度に引き続き１件にとどまった（グラフ２： 「特別生徒指導件数」参照）。通学マナーについても，外部通学モニター制度の 導入，生活交通委員会の活動，教職員による登下校指導など，多様な取組の中 で成果が上がっている。今後，校外における行動も含めて，よりレベルの高い要 求を課し，社会人として求められるマナーを身につけさせることで，忠高生として の責務と矜持の意識をさらに涵養していく必要がある。 また，本校では毎朝，全生徒に対し校門指導を行っている。生徒の服装や身 だしなみの指導に加え，顔色，元気さ，友人関係の変化など「些細なことに気付く ことのできる場」として，この指導は重要な役割を担っている。小規模校ならでは の取組を今後も基軸にし，生徒の変化に早めに気付き適切な対策がとれるよう， 教育相談の体制を強化していきたい。そして，情報を全教職員で共有し，家庭と の連携を密にすることによって安心して学べる学校づくりを推進していきたい。 ③ 入学希望者の推移と現状 グラフ３ 志願者の定員充足率（入試年度） 近年の高校入学者選抜では竹原・三原両市の普通科高校の多くが定員割れ となる状況が続き，本校も例外ではなく，平成26 年度から3 年連続して志願者数 100%