国际新兴再兴豚病学会.PDF

第 7 回 国際新興・再興豚病学会 －ＩＳＥＲＰＤ ２０１５ in Ｋｙｏｔｏ － The 7th International Symposium on Emerging and Re-emerging Pig Diseases 2015, Kyoto, Japan 趣 意 書 第７回国際新興 ・再興豚病学会 組織委員会 平成２５年１月 第７回国際新興 ・再興豚病学会 組織委員会事務局 〒252-5201 神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71 麻布大学 獣医学部 動物繁殖学研究室 Tel 042-754-7111 （内線402） Fax 042-754-7661 E-mail ：iserpd2015@azabu-u.ac.jp Ⅰ 開催趣意 International Symposium on Emerging and Re-emerging Pig Diseases （国際新興 ・再興豚病学 会）は、2011 年にスペインのバルセロナで開催された第6 回大会における理事会において、第7 回大会を日本で開催することを決定しました。この決定に基づき、第７回国際新興・再興豚病学会 組織委員会を組織し、来る2015 年（平成27 年）6 月21～24 日の期間、国立京都国際会館 （京都府 京都市）において 「第7 回国際新興・再興豚病学会」(ISERPD 2015 in KYOTO)を開催することとな りました。 国際新興・再興豚病学会は、1991年、アメリカSt. Paul で行われた会合をその原型とします。 この学会の主旨は「世界の養豚産業において、現在問題となっている新興・再興感染症に特別にフ ォーカスをあてて、その対策に貢献できる最新研究発表・情報交換の場を設ける」ことであり、発 足当初の対象疾病はオーエスキー病でした。翌年1992年に同じくアメリカSt. Paul にて正式に本 学会の第1 回大会が開催され、その時の主要対象疾病は豚繁殖・呼吸障害症候群（PRRS）でした。 1 つの疾病に必ずしも継続して固執するのではなく、「今まさに問題となっている疾病は何か？」 という視点から、柔軟かつリアルタイムに対象疾病を選定しフォーカスすることが、本学会の最大 の特徴です。その後1995年にデンマークCopenhagen にて第２回大会（主要対象疾病：オーエスキ ー病、PRRS）を開催した後は、本大会は４年ごとに開催することが取り決められ、1999年フランス Ploufragan にて第3 回大会（主要対象疾病：オーエスキー病、PRRS）、2003 年イタリアRome にて 第4 回大会 （主要対象疾病：PRRS、豚サーコウイルス関連疾病、豚インフルエンザ）、2007 年ポー ランドKrakow にて第５回大会 （主要対象疾病：PRRS、豚サーコウイルス関連疾病、豚インフルエ ンザ）、そして直近の2011 年にはスペインBarcelona にて第６回大会 （主要対象疾病：PRRS、豚 サーコウイルス関連疾病、豚インフルエンザ）が開催されています。 そして、世界各国の豚病研究者から構成される本学会の理事会において、 「歴史的に今まで開催 地が欧米に偏ってきたが、国際学会である以上、世界の半数以上の豚が飼養されているアジアを視 野に入れる必要がある。また、欧米諸国では既に清浄化された疾病の再興を防ぐうえでアジア諸国 との情報共有は重要であり、学会をアジアでも開催すべきだ」との声があがり、満場一致のもと、 2015 年の第７回大会を日本で開催する方針が決定された次第です。 現在、世界各国の養豚産業は著しくグローバル化が進んでおり、豚肉および関連加工品の輸出入 はもちろんのこと、飼料原料・種豚・設備資材の国を跨いだ流通、さらに近年では技術ノウハウ・ 情報に関しても国際的にボーダレスな時代に突入しています。我々日本の養豚産業も、そのような 国際化の流れのなかで並みいる海外養豚国との競争にさらされており、まずは自国のマ