蛋白质の选择的な化学修饰法における 最近の进步 - j-stage journals.pdf

総 説 蛋 白質の選択的な化学修飾法における 最近の進歩 北 川 常 廣* Recent Progress in the Methods for Selective Modification of Proteins. Tsunehiro KITAGAWA* Methods for preparations of protein-protein and protein-hapten conjugates are reviewed from the view point of selective formation of the conjugates. The methods are classified into four types depending upon the chemical structures of the modifiers of proteins. The specific methods applied for mono--functional haptens having a carboxylic acid, amino or thiol group and non-specific ones used for polyfunctional modifiers in aids of homo-bifunctional reagents. The selective method uti- lizing the structural specificities of the protein and also the newly developed selective methods using hetero-bifunctional cross-linkers such as the maleimide succinimidyl ester type are discussed . である7)。従 って この5条件 を基準 に して,蛋 白質の化 は じめ に 学修飾法 の進歩 を取 り挙げる。 蛋 白質一蛋 白質複合体 の作製法1～5)は,種々の臨床検 I.蛋 白質が所持す る,またはIII～Vの条件下に導入 査法や,生 化学的,薬 理学的に有用 な物質 の調製法 とし できる官能基 を利用す る反応であること。 て,近年 ます ます重要 になってきた。蛋白質は基本的に II.選択的に反応が進行 して副反応 が起 きにくいこと。 多種類 のア ミノ酸で構成 され る高分子化合物 で,ア ミノ III.ほぼ中性 の水溶液 中で反応すること。 基,カ ルボン酸基,水 酸基,チ オール基やフェノール基 IV.室温以下の温度 で短 時間に反応 が完結す ること。 等,数 多 くの官能基 を有す る。 しか し生理機能 を示す蛋 V.生成 した結合 は安定であること。 白質は失活 しやすいので,選 択的に蛋白質一蛋白質の結 この5条件 を満 たす蛋 白質 の化学修飾法は,ま ずアフ 合反応 を行 い,し かもこの際に個々の蛋白質の生理機能 ィニテ ィークロマ ト法 の技術 で必要な酵素等 の固定化法 を保持 させ るのは容易 でなかった。 が研究 され3),さらに免疫測定法 の分野で特 に酵素標