主题名-kyoiku.docVIP

主題名 あいさつの大切さ 内容項目 礼儀　2－(1) 4月 資料名 1　心をつなぐあいさつ 出　　典 編集委員会編　　　　　　　　　　　5年 ねらい 　時と場をわきまえて，礼儀正しく真心をもって，人と接しようとする心情を育てる。 主題設定 の理由 　礼儀の基本はあいさつからはじまると言える。その根本には「あなたは敵ではない」との意味が込められている。したがって，学校生活や社会生活を送る根幹にあいさつが重要視される。逆に，あいさつ一つで人間関係が崩れる事例もまま見受けられる。 　本資料では，母とのいさかいで気持ちの整理できないまま登校した主人公が，いつもの交通指導員から「スマイル！」と声を掛けられ，反省するとともにあいさつの素晴らしさを実感し，実践しようとする話である。自他の人間関係の根本に，礼儀正しく真心をもって人と接する心情の育成を願いつつ，本主題を設定した。 学習活動　　◎主発問　○発問 配慮事項 ①日頃のあいさつを振りかえる。 　○普段どのようなあいさつをしていますか。 　○そのようなときに，心の中では何を考えていますか。 ②資料「心をつなぐあいさつ」を読み，話し合う。 　○美香はどのような思いで委員会に入ったのでしょう。 　○指導員のおじさんに「スマイル！」と言われたときに，主人公はなぜ『はっ』としたのでしょう。 　◎美香が『わくわくした気持ちで学校へ向かった』のはなぜでしょう。 　○主人公の翌日のあいさつ運動の様子をノートにまとめましょう。 ③これからの自分のあいさつを考える。 　○明日からのあいさつは，どのようにしたいと思いますか。 ④教師の説話を聞く。 ?日常でのあいさつの仕方は，相互の人間関係によってさまざまであろう。だが，相手のあいさつの仕方でとても嬉しく感じたとき，逆に不愉快に思ったときの経験等を想起させることも導入段階で意味があろう。「親しき仲にも礼儀あり」をここではしっかり押さえておきたい。 ?主人公の状況などを簡単におさえる。 ?「学校中を笑顔でいっぱい」は素晴らしいことである。だが学校全体を考えて行動する児童は稀であろう。美香はその点，高学年意識が高いと言える。 ?今朝の美香は母のことで心がいっぱいである。一方，指導員が美香の変化に気付いている。その象徴が「スマイル！」であり，おじさんの一言の意味と自分のあいさつとの違いを心から実感したのであろう。真のあいさつは，人を元気に笑顔にしていけるものだと納得している。 ?あいさつの意味を実感し，納得した行動の表れである。 ?心が晴れ晴れした美香の気持ちや，相手の心に響くあいさつ運動の理解を表現した子どもを評価する。 ?ほんの些細な言動にこそ人間の真意が表れる素晴らしさや怖さを出させたうえで，さまざまなアイディアを具体化するとよい。その根底に他者を尊重する気持ちを確認させることも大切である。 ?今までの自分を振り返り，自分を見つめることで価値を自覚させるとともに，教師の経験に基づいて，実践の場の拡大を図る。 クリエイティブな授業をするために ?礼儀に対する『○○運動』の真の意味を十分汲み取る構えを育てることが重要である。 ?諸外国や他民族のあいさつの文化や習慣?風習をネット情報等で調べる時間も必要である。  主題名 美しいものを大切にする心 内容項目 敬けん　3－(3) 4月 資料名 2　きじばとの親子 出　　典 編集委員会編　　　　　　　　　　　5年 ねらい 　美しいものに感動する心や，人間の力を超えたものに対する畏敬の念をもとうとする態度を育てる。 主題設定 　の理由　　　　　　　　　　　　 　一般的に「道徳」というと，人間の問題と考えられている。しかし，その人間存在の根底に自然がある。人間を超えた存在として，自然を考えざるを得ない。 　自然の美しさや人間の力を超えた力に謙虚に畏敬の念をもつことは，人間としての道徳をより豊かで奥深いものにしてくれる。 　したがって，自然の美しさや人間存在を超えた力について，子ども自身がふれて，考えることが大切である。 学習活動　　◎主発問　○発問 配慮事項 ①美しいものに感動した体験を発表する。 　○自然の中での美しいものに感動した体験を発表する。 ②資料「きじばとの親子」を読んで話し合う。 　○二人の足は，なぜ巣の方に向かったのでしょう。　 　 　○ひなが，母鳥のミルクを飲んでいる様子を見て，どんなことを思ったでしょう。 　 ◎体の震えが止まらなかったのはなぜでしょう。 ③弟は，どんなことを考えながら，きじばとの親子を見つめていたのでしょう。 ④生命の不思議さ，畏敬の念について，ノートにまとめる。 ?さなざまな体験を自由に発表させる。その中から，自然に関する感動体験にしぼり込み，子どもの