指导者TK-e.PDFVIP

第３学年○組 理科学習指導案 指導者 T ・K １ 研究主題 見通しをもって観察・実験を行うことにより，問題解決の能力と自然を愛する 心情を育てる。 ～実感を伴った理解を図る理科学習の工夫～ ２ 単元名 ものの重さをしらべよう ３ 単元について （１）教材観 本単元は，学習指導要領の改訂に伴い，新たに追加された単元である。身の回りの物の重さ 比べを通して，物と重さに興味・関心をもたせ，同じ体積（かさ）の金属や木などの重さを比 べて，体積（かさ）が同じでも重さが違う物があることに気づかせる。さらに，粘土などを丸 めたり広げたり，小さく分けたりして，形を変えたときの重さの変化を調べて，物は形が変わ っても重さは変わらないことを理解させることをねらいとしている。 児童の素朴な考えとして，物の重さについて「大きな物は重い，小さな物は軽い」と物の大 小で考えている。また，「形を変えると重さが変わる」とも考えている。これらの生活経験か らくる素朴な見方を「すべての物質にはそれぞれ固有の重さがあり，形を変えても重さは変わ らない」という見方・考え方に育んでいきたい。 ここでの指導にあたっては，物の形や重さなどについて体感を通して調べるとともに，てん びんやはかりを用いて数値化を行い，物の重さを比較するようにする。その際，これらの機器 の使用や重さの単位については，算数科の学習との関連を図るようにする。 （２）児童観（男子○名 女子○名 合計○名） １ ものの重さをはかったことがありますか。 はい ２４名 いいえ ６名 ２ てんびんを知っていますか。 はい １１名 いいえ １９名 ３ 同じ大きさの金ぞくの玉と木の玉ではどちらが 金ぞくの玉 ２７名 重いでしょうか。 木の玉 １名 同じ １名 無回答 １名 ４ 丸いねん土をのばして，うすい四角形にかえま 軽くなる １１名 した。重さはどうなるでしょうか。 重くなる １名 変わらない １８名 ５ 図のようにして，つみ木のおき方をかえて重さ ６０ｇ ２０名 をはかりました。イは何ｇになるでしょうか。 ７０ｇ １名 ８０ｇ １名 １００ｇ １名 １２０ｇ １名 無回答 ６名 児童は体重測定や食料品の表示で重さの単位を耳にしたり使ったりするだけでなく，日常生 活の中で机を動かしたり荷物を持って帰ったりする時などに，重いとか軽いとかを実感してい る。自然に重さを意識している。また，実際に物の重さを量ったことがある児童は２４名いる。 しかし物の重さに対する考え方は曖昧で，「大きい物は重い」「金属は重い」「形を変えると重 さが変わる」と素朴な見方をしている傾向にある。また，てんびんを知らない児童が６割以上 いた。 （３）指導観 以上のような実態から，はじめに，てんびんを使うと２つの物の重さが比較できることを理 解さ