全国银行预金贷出金速报.PDFVIP

全銀協金融関連統計の見方① ·································································· 全国銀行預金・貸出金速報 １．経緯 一般社団法人全国銀行協会パブリック・リレーション部＊は、毎月、全国銀行から報告 を受けて預金（実質預金）と貸出金 （いずれも前月末残高）を集計し、 「全国銀行 預金・ 貸出金速報」として公表している。また、１月、４月、10 月には、年中、年度中、上期 中の動向も併せて公表している。 本統計は、昭和 31 年 11 月から都市銀行および長期信用銀行について集計を開始し、 同 37年４月からは信託銀行を、さらに平成 11年 10月からは地方銀行および第二地方銀 行協会加盟銀行を集計対象に加え、現在に至っている。 ＊平成28年４月１日、金融調査部を改組。 全国銀行（都市銀行、地方銀行、第二地方銀行協会加盟の地方銀 集計対象 行、信託銀行、新生銀行、あおぞら銀行） 集計基準日 毎月末日 翌月第４営業日の午後４時。ただし、３月・９月の期末月は翌月 報告期限 第６営業日の午後４時 翌月第５営業日の午後３時。ただし、３月・９月の期末月は翌月 公表日 第７営業日の午後３時 ・日本銀行の金融記者クラブへの資料配付 公表方法 ・全銀協ウェブサイトに掲載 掲載されている 「全国銀行 預金・貸出金速報」（毎月） 統計資料 ２．本統計の表わすもの 銀行は基本的には、預金として集めた資金を企業や個人向けに貸し出すことによって 収益をあげている。したがって、銀行にどのく らいの預金や貸出金の残高があるのか、 それが増えているのか減っているのかは、銀行の活動状況を表す最も代表的な指標とい える。ただし、預金や貸出金の動きは、銀行の活動だけで決まるものではなく、家計や 企業にどれだけ余裕資金があるか、住宅の購入資金や企業の運転・設備資金等にどれだ けの需要があるか等に依存する面も大きい。これらはその時々の経済状況に左右される ものであるため、預金や貸出金の動向は、経済活動の水準、景気の状況を判断するうえ でも、大いに参考となり得るものといえる。 1 ３．利用上の留意事項 ⑴ 集計対象 ① 全国銀行 （都市銀行、地方銀行、地方銀行Ⅱ （第二地方銀行協会加盟の地方銀行）、 信託銀行、新生銀行、あおぞら銀行）（注）が集計対象である。 （注） 全国銀行、都市銀行、地方銀行、地方銀行Ⅱおよび信託銀行の定義・銀行数につ いては、毎月の公表資料の本文および計数表に注記されている。 ② 本計数は、特別国際金融取引勘定 （注）を含まない国内全店舗分の概算 （速報）で ある。 （注） オフショア市場に関わる取引をその他の取引と区別するために設けられた勘定。 オフショア勘定ともいう。オフショア市場とは、国外から受入れた資金を外国に貸 出、運用する機能をもつ金融市場のことで、わが国のオフショア市場は通常ＪＯＭ （Japan Offshore Market）と呼ばれている。 ③ 実質預金とは、総預金から現金中の小切手・手形金額を差し引いたものである。 これは、預金として受入れた小切手・手形のうち、まだ決済されていない手持分が 他店の預金と重複していることになるため、この小切手・手形を除いて、実質的な 預金をみる必要から算出するものである。 ④ 貸出金には、一般法人、個人向けのほか金融機関向け貸出、中央政府・地方公共 団体向け貸出を含む。 ⑵ 末残と平残 本