3．小学生.PDFVIP

３．小学生 【特 性】 小学生になると、読書の喜びを知り、自ら本を読みたいと思うようになります。文字を覚え、 徐々に主体的に読書の習慣を身につけていく時期です。 低学年 字が読めるようになったからと一人読みをさせてしまいがちですが、まだまだ文字を追うのが 精一杯な時期でもあります。読み聞かせで本の楽しさを知ることで、自ら進んで本に手を伸ばす ようになります。 中学年 興味が多様化してくる時期です。物語だけではなく、科学や自然、知識の本を好む子もいます。 子どもたち一人ひとりの興味や関心に応じた本を薦めていくことが大切です。 高学年 生活体験が豊かになり、幅広い分野の中から自分の目的に合った本を適切に選択できるように なる時期です。読書離れの始まる時期でもあるため、子どもたちが主体的に本を手に取りたくな るような働きかけが必要です。 【方 針】 ■おすすめ本の紹介や家読についての啓発を行い、子どもの自主的な読書を促す様々な本との出 会いを提供します。 ■地域文庫を設置し、身近な場所で本に触れることのできる環境を整備します。 ■学校図書館担当職員の配置及び蔵書のデータベース化の推進を図り、いつでも身近に本を手に 取ることのできる読書環境を整備します。 注３ 注４ ■アニマシオン や読み聞かせ、ブックトーク 等、本を活用した体験や遊びを通じて、本に親 しむ機会を提供します。 注５ 注６ ■パスファインダー を作成し、レファレンス や調べ学習の支援強化を図り、学ぶ力を育みま す。 ■学校図書館での企画展示の実施と計画的な整備で利用を促進します。 ■児童書を一層充実させて、本と出会う機会を増やします。 注３ アニマシオン 読書をゲームとして楽しみながら読解力・表現力・コミュニケーション力を育てる読書指導法。 注４ ブックトーク 一定のテーマを立てて、一定時間内に何冊かの本を複数の聞き手に紹介すること。その目的は「本の内容を教える」 ことではなく、「本の面白さを伝える」、「その本を読んでみたいという気持ちを引き出す」ことである。 注５ パスファインダー あるテーマに関する資料や情報を探すための手順や調べ方を簡単に紹介した手引きのこと。 注６ レファレンス 利用者の様々な質問に対して必要な資料・情報等を提供し、課題解決の支援を行うサービスのこと。 9 【アクションプラン】 実施主体 取り組み 区 分 家読タイムの実施 新 規 家 庭 読み聞かせやふれあい遊びを通したスキンシップ 継 続 地 域 出張おはなし会の活用 拡 充 子どもと大人が 出張おはなし会の活用 新 規 集まる施設 児童館等への地域文庫の設置 拡 充 学校図書館担当職員の配置 蔵書のデータベース化の推進 新 規 アニマシオンの実施 学校図書館の蔵書の充実 拡 充 図書委員会の活動の充実 読書環境の整備 学 校 ブックトークの実施 朝読書や休み時間