＜地学Ⅰ高2二学期＞.DOC

＜地学Ⅰ　高２二学期＞ 　基本的にプリント（板書）をまとめた物なので、単語暗記用だと考えてください。テスト対策にはなりますが、読んでいるとおそらく途中で飽きると思うので、そんな人はまず教科書を読むことをお勧めします。流れを理解してから読むと、より単語が頭に入りやすくなると思います。 Ⅲ．自然の猛威 １．地震と津波の猛威 （１）震源と震央 　　　　地震…地下の岩石に蓄えられた歪エネルギーが岩石の破壊とともに、波として四方八方に放出される現象。 　　　　　　　　破壊が起きる場所：震源 　　　　　　　　震源の真上の地点：震央 　　　　地震波　?P波：縦波（疎密波）…物質の縮み具合が伝わる波 　　　　　　　　?S波：横波（ねじれの波）…物質のずれの状態が伝わる波 　　　　　　　（?L波：表面波） 　　　　初期微動…　地震動のうちで最初に現れる比較的振幅の小さく周期の短い微振動。P波による振動。P波到着からS波到着までの時間を初期微動継続時間という。 ☆初期微動継続時間は震源からの距離に比例する。 　　　　　　☆等発震時線は震央を中心として同心円状に広がる。 　　　　　初期微動継続時間と震源からの距離との関係式を大森公式と言う。 　　　　　（具体的な式はここでは省略） （２）地震の本質 　　　　地震活動＝断層運動 　　　　地震計が記録した最初のP波の動き：初動 　　　　　?押し波：力の方向と正反対の地下に震源がある 　　　　　?引き波：力の方向の地下に震源がある 　（３）震度とマグニチュード 　　　　震度：観測点における地震動の速さ 　　　　　　　0~7まで10段階 　　　　　　　?震度4　：怖くなって外へ出たくなる 　　　　　　　?震度5強：補強されてないブロック塀の多くが崩れる 　　　　　　　?震度6強：耐震性の低い多くの住宅が倒壊する 　　　　　　　?震度7　：耐震性の高い住宅でも大きく破壊されることがある 　　　　　　揺れは、一般に震央から離れるほど小さくなる（地盤によっても異なる） マグニチュード：地震の規模を表す。（記号：M） 　　　　　　　　　　　　地震のエネルギーが蓄えられていた領域＝震源域（余震域） 　　　　　　　　　　　　　→広がりが大きいほど断層のずれも大きい 　　　　　　　　　　　　Mが1大きいとEは32倍、2大きいとEは1000倍 　　　　　　　☆Mが大きい地震ほど回数が少ない 　　　　　　　☆Mが大きい地震ほど震源域が広い （４）地震の起こる場所 　　　　プレート境界　?海嶺…浅い正断層型（張力） 　　　　　　　　　　　?トランスフォーム断層…横ずれ断層型（浅） 　　　　　　　　　　　?海溝…逆断層型（圧縮力） 　　　　日本の巨大地震：海溝付近で起こる（深発地震）?直下型 （５）地震による被害 　　　一次災害：地震動による直接の被害 　　　　　　　　　?建造物の破壊や倒壊 　　　　　　　　　?地割れ、地滑り、崖崩れ 　　　　　　　　　?液状化 　　　　　　　　　?津波　（例）インド洋大津波（2003） 　　　二次災害：人間活動が関係した被害 　　　　　　　　　?火災　（例）関東大震災（1923） 　　　　　　　　　?交通混乱、パニック、デマ （６）津波 　　　　大きな津波：震度が小さいが、断層によるずれの量が大きい（逆断層型） 　　　　※アスペリティー…岩盤のずれ破壊に強度00kmに震源断層面全体のなかで強く固着している領域 　　　火山砕屑物 大きさ　2mm以下：火山灰　2~64mm：火山レキ　64mm以上：火山岩塊 　　　　外形　　火山弾：砕屑物の中で特有の形を持つもの ボウスイ形（粘性小）→パン皮状→牛糞状（粘性大） 　　　　気泡のあるもの…軽石（白）?スコリア（黒） 　（６）火山地形 　　　　?単成火山…一回の噴火で出来る火山 　　　　?複成火山…複数回の噴火で形成された火山 　 　単成火山…溶岩円頂丘：粘性の大きなマグマ（石英安山岩～流紋岩質）が下から突き上げて出来る。溶岩ドームとも言う。 （例）昭和新山 　　　　　　　　　　火砕丘　：火山砕屑物が火口周辺に積み上がって出来る。 （例）阿蘇の米塚 　　　　　　　　　　マール（爆裂火口）：地下深部の爆発によって出来た小火口 複成火山…溶岩台地：大規模な玄武岩溶岩流によって出来た台地 （例）デカン高原 　　　　　　　　　盾状火山：薄い玄武岩溶岩流が積み重なったもの （例）キラウエア 　　　　　　　　　成層火山：火山砕屑物（爆発を伴う）と溶岩流が交互に積み重なって出来る。主に安山岩溶岩質。 （例）富士山（玄武岩） 　　　　　　　　　カルデラ火山：大量のマグマの噴出により、火口周辺がマグマだまりへ陥没して出来る。（例）阿蘇山 　（７）火山の噴火様式 　　　※①