背景と目的方法结果-神户公园绿化协会.PDF

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背景と目的方法结果-神户公园绿化协会

神戸市の市民花壇活動の推進方策に関する提案 兵庫県立大学大学院 緑環境景観マネジメント研究科 松岡 勇希 1.背景と目的 本研究で対象とする市民花壇とは, 神戸市においては「市民が,公園,街路,広場や空 地などで自主的に設置,育成,管理を行う一定の要件を満たした花壇」とされる.同市に 市民花壇として認定された花壇は 729 カ所存在し(2015 年 3 月 31 日時点), 育成管理費 用の一部助成と年3 回の花苗配布を受けることが出来る(神戸市建設局公園部管理課,htt p://www.city.kobe.lg.jp/life/town/flower/kadan/planter.html , 2016 年 1 月参照). 市民花壇活動に関する既往研究には「市民の目的意識の内容が明確でない場合,地域貢 献活動に対する負担感から活動縮小に陥る可能性がある」(Hirata and Cheng 2004 )や 「啓 発,人材育成,花苗育成のための施設等の完備等,ソフト・ハード両面からの充実が望ま れる」(林・保久良2009 )といった報告があるが,推進方策についての実践的試行に関す る研究はまだない.ここで,本研究は市民花壇活動における現状を調査し,課題を整理す ることで推進方策を探り,具体的な提案を実践的に試行し検証することを目的とした. 2.方法 2.1 現地調査 2015 年 6 月 19 日に神戸市による垂水区の市民花壇の予備審査に同行し,市民花壇コン クールへ応募のあった垂水区内の全ての市民花壇(35 カ所)を視察した. 2.2 ヒアリング調査 ヒアリング調査は2015 年 3 月 20 日に区内の市民花壇の管理責任者である 「垂水建設事 務所」,2015 年 4 月 8 日に総合的な花や緑に関する活動を推進する拠点である 「花と緑の まち推進センター」,2015 年 4 月 8 日に市民のネットワークグループである 「花みどり市 民ネットワーク」へ赴き,現状や今後の展望を聴取した. 2.3 アンケート調査 アンケート調査は神戸市内の市民花壇を管理している各団体の代表者703 名を対象に行 った.アンケート用紙を2015 年 8 月 5 日より花と緑のまち推進センターを通じて各団体の 代表者へ郵送し,同月末日を締め切りとした. 2.4 推進方策の提案とその実践 現状調査の結果をもとに得られた課題を整理し,推進方策の方針を定め,定めた方針に 基づいて提案を行い実践的に試行した. 3.結果 3.1 現地調査 現地調査では,コンクール受賞花壇を含め活発な活動のある花壇が見られた.名誉花壇 である 「清水公園花壇」では,フェンスの奥のスペースで種子から花苗を育成している様 子が確認でき(図- 1),神戸市からの配布苗以外にも多種類の花苗が植栽されていた.また, 最優秀賞を受賞した 「まいこ花壇」では, トレリスの裏の隠れたスペースに管理用の道具 を保管していた (図-2 ).このように,活発な活動のある花壇ではスペースを活用しバック ヤードを設けているという,所見が得られた. 3.2 ヒアリング調査 垂水建設事務所では,高齢化が進行し,また世代間のつながりがないために活動が縮小 している団体が多いという現状を聴取した.自治会や婦人会といった,より大きな母体を 備えた団体は,活動の継続可能性が高いということだったが,花壇活動に対するモチベー ションはそれら母体の動向に左右されるとのことだった. 花と緑のまち推進センターでは,市内の市民花壇の数は廃止届と新規届の提出数が同数 程度であるため均衡している,という現状を聴取した.また,バックヤードの整備や,資 材の提供の拡充などのハード面の整備は予算や管理の責任上困難であるとのことだった. 花みどり市民ネットワークでは,既存の団体に新規の個人が参入するということはあま りないという現状が聴取でき,活動の推進のためには既存の団体を維持するよりも新規の 団体の参入を促すことが有効だろう,という意見が得られた.また,今後のことを考える と,新しい団体や制度にいかに更新していくかが重要であ り,そのためにはインターネッ トの活用など新しいシ

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