排水设备工事设计施工指针-前桥.PDFVIP

排水設備工事設計施工指針 平成１３年４月１日制定 平成１４年４月１日改訂 平成１５年４月１日改訂 平成１６年４月１日改訂 平成２３年４月１日改訂 平成２８年４月１日改訂 第１章 総 論 第１節 適用 この仕様書は、公共下水道に流入する排水設備の新設等（新設、増設又は改築）を行う工事に適用するもの とする。 第２節 目的 都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、公共用水域の水質を保全するため、排水設備の構造や機能 が重要であり、その水準を確保する事を目的とする。 第２章 排水設備の調査・計画 第１節 調査 排水設備の実施設計にあたり事前調査を綿密に行うことが、工事を円滑に進めるために重要である。 設計にあたっては、下水道の所管事務を扱う下水道整備課に照会し、下水道の布設状況など必要事項の照合 確認をすること。 現場調査にあたっては、取付ますや排水設備のある場所、それらの形状の適否、使用の可否を確認すること。 １ 排水設備工事における調査 （１）排水設備の設置目的 （２）排水面積、排水人口、排水量 （３）悪質下水を排除する場合は、その種類及び量 （４）合流区域か分流区域かの調査 （５）排水先の道路が公道か私道かの調査 （６）他人の土地（私道、宅地）を使用する場合、又は他人の排水設備を使用する場合は、その使用につい て同意書を作成し申請時に添付する。 （７）公共下水道本管の位置、管径、管低高及び取付管の深さ等の確認 （８）分流式下水道区域においては雨水排水の流出先の確認 （９）既設排水設備（雑排水管等）の系統、構造、排水能力等の確認 （10）宅地内の既設埋設管（ガス、水道管等）の位置、埋設の深さ、管径等の確認 （11）地形、地質、地下水位等の確認 （12）その他宅地の状況により必要な調査 第２節 計画 １ 排水設備工事の基本原則 （１）公共下水道区域において、下水を排除する目的で排水施設を設置したものは、その下水を下水道に流 入させなければならない。 （２）排水施設は自然流下により下水を排除することとし、地形上これによりがたい場合は、機械排水によ らなければならない。 （３）排水設備は建築物内の下水を支障なくすみやかに排除できるもので、維持管理が容易でなければなら ない。 （４）公共下水道の施設の機能を妨げたり、又は損傷するおそれのある下水を排除するときは、下水による 障害を除去するために、必要な施設を設け又は必要な措置を講じなければならない。 （５）排水設備は、その自重、荷重、その他外部からの振動、衝撃に対して、構造上安全かつ漏水のおそれ のないものでなければならない。 （６）使用材料は平滑な表面を持ち吸収性の少ない材料を使用し、耐久性のある構造でなければならない。 （７）排水設備の計画は将来における排水面積、排水人口及び排水量の増加等を考慮して定めなければなら ない。 ２ 下水の排除方式 下水の排除方式には分流式と合流式がある。 分流式の区域においては、汚水と雨水を完全に分離し、汚水は公共下水道の汚水管渠へ、雨水は雨水管渠又 は水路等の雨水排水施設へ排除する。従って、合流式管渠に比べて汚水管渠の規模が小さいことから、排水設 備の設計、施工にあたっては雨水の汚水管への混入や汚水ますから雨水の浸入がないようにしなければならな い。 合流式区域おいては、原則として汚水及び雨水は同一の排水管により公共下水道に排除する。ただし、屋内 排水設備の排水系統は、合流式の区域においても汚水と雨水は分離し、建物外に排除しなければならない。ま た、雨水の流出量を抑制し、浸