砂场翔太中野和辉冢本炼平薮井怜.PDF

砂場翔太 中野和輝 塚本錬平 薮井 怜  校内にビオトープ池があり、水を引くた めの道具が何かないか検討をしたとこ ろ、インターネットでアルキメデスの螺旋 を発見した。  簡単に作れる実験装置もあり、本格的に 調べてようと思った。  原理としてはペットボトルに巻き付い ているチューブが螺旋になっていて、 回転することによって連続的に上へ 水を移動させる。 龍尾車 原理 ねじと同じ方式で回 転させながら、重力 で水を下から上へ 持ち上げる  作成したアルキメデスの螺旋を回転 させた後に、逆回転をさせると中心 のパイプから勢いよく水が上がって いったのでそのなぞを解明する。 （後で実験０として紹介）  円形ペットボトル 1.5ℓ×３  耐寒チューブ ２ｍ  パイプ×２  ビニールテープ  プラスチック用接着剤  加圧器  減圧器  ペットボトルのキャップの反対側を６ センチぐらい切る。(３本中２本)  切らなかったペットボトルの底に穴 を開けてパイプを通す。  このペットボトルを組み合わせて接 続部分をビニールテープでとめる。  組み合わせたペットボトルの 上と下にそれぞれチューブ が通る大きさの穴を開け、 接着剤で固定する。  チューブを螺旋状に巻き付 ける。  完成(参考・・・日本ガイシ アルキメデスのらせん作成) ①ペットボトルを下にして斜めに持ち、 回転させると水が上のペットボトル に移動する。 ②この操作後、回転させた方とは逆 回転させる。 ③その反応を調べる。 実験0①通常回転  逆回転させると、真ん中のパイプか ら勢いよく水が出てきた。  チューブからは水が出てこなかった。  実験の結果から、原因は分からない が圧力が関係しているのではないか と推測した。 ①ペットボトルの上部に加圧器 ②ペットボトルの上部に減圧器を取 り付け実験を行った。 減圧器→  加圧…変化なし  減圧…パイプ・チューブから勢い  よく出る  加圧…変化なし。  減圧…ペットボトルがへこみ、  パイプ・チューブから水が出た。 減圧→ ① アルキメデスの螺旋の 上部に減圧器を取り付ける。 また、下部に加圧器を取り付け る。 ② それぞれの装置を同時に 作動させその反応を調べる。  パイプとチューブから水が出ると考 えた。  パイプからは水が出てきたが、 チューブからは水が出てこなかっ た。  上部を加圧… 変化なし。  上部を減圧… ペットボトルがへこみ パイプとチューブの両方から水が出 る。  上部を加圧＋下部を減圧… パイプからは水が出るが、チューブ からは出ない。 ・実験１の結果から上部を減圧すると 下部からパイプとチューブを通じて 減圧された分を補おうとする。 その時、パイプとチューブが 水の中にあったため水が上がってき たのではないかと考えられる。 道具によ 上の空気 る減圧 層の圧力 つりあい 圧力差あり 空気膨脹 で減圧 つりあい 下の空気 層の圧力 装置全体の圧力 は下がってい